日本一の名城を撮りつくす!【月刊 日本の城】第1回:世界遺産・国宝 姫路城の見どころ
2017年9月22日 更新

日本一の名城を撮りつくす!【月刊 日本の城】第1回:世界遺産・国宝 姫路城の見どころ

webサイト「日本の城写真集」の管理人・けいすけが、日本の名城の見どころ、撮りどころを徹底的に紹介する連載「月刊 日本の城」。記念すべき第1回は、国宝であり、世界遺産でもある姫路城。近年修復され、白く輝く大きな天守の存在も大きいですが、どこよりも多くの建造物が現存しているところが、姫路城のポイントです。まさに見どころが目白押し。そんな中でも特にオススメのポイントを写真を中心に紹介していきます。

けいすけ(日本の城写真集)けいすけ(日本の城写真集)

難局をすべて乗り切ってそびえたつ、日本一の城・姫路城

写真:日本の城写真集 (7483)

via 写真:日本の城写真集
姫路城は、鎌倉幕府の滅亡した元弘3年(1333)に赤松則村が砦を築いたのが始まりと言われます。天正8年(1580)、当時の城主であった黒田孝高(官兵衛)は、織田信長の家臣・羽柴秀吉に対して姫路城を毛利氏討伐の拠点とすることを薦め、秀吉に城を譲るのです。

関ヶ原合戦後には徳川家康の娘婿・池田輝政が城主となります。輝政は城域を拡大し、5層7階の大天守と付属する三つの小天守を建てます。池田氏が3代続いた後は本多忠政が城主となり、忠政の長男・忠刻は徳川秀忠の長女・千姫を娶り、千姫のために西の丸を整備します。

姫路城は落雷や幕末の動乱、太平洋戦争といった難局を全て乗り切ってきた城で、日本を代表する城郭、世界遺産であり、国宝でもあります。この貴重な城を維持保全すべく、昭和10年から39年にかけて昭和の大修理が行われ、さらに平成21年から27年にかけて大天守保存修理工事(平成の大修理)が行われました。

いまもなお、美しい姿を残す姫路城に、いざ出陣!

いざ姫路城へ、大手門から攻め上がる!

姫路城は新幹線も止まる姫路駅から北へ徒歩約15分。駐車場も完備してしますので、車でのアクセスでもOKです。城に近づくと遥か丘の上に聳える白い天守が見えてきますが、はやる気持ちをおさえてまずは大手門から進みましょう。
【大手門】昭和13年に建てられたものなので、江戸時代か...

【大手門】昭和13年に建てられたものなので、江戸時代からの現存建造物ではないが、姫路城の玄関にふさわしい非常に大きな門。

via 写真:日本の城写真集

撮影ポイント1:三の丸から見る天守

大手門をくぐると、三の丸に入ります。広大な敷地の三の丸からは天守が正面に見えます。天守の修復工事は2015年3月に完了し、2015年6月に撮影した写真ではご覧のように白く輝いています。
【三の丸から見る天守】平成の大修理完了にあわせ、天守前...

【三の丸から見る天守】平成の大修理完了にあわせ、天守前の木々が切り払われ、より天守群の全体が見えるようになった。

via 写真:日本の城写真集
【三の丸から見る天守】少し西に進み、天守を斜めから見る...

【三の丸から見る天守】少し西に進み、天守を斜めから見ると、表情が変わる。

via 写真:日本の城写真集
入場チケットを購入し、階段を登ると菱の門が見えてきます。三の丸と二の丸はこの菱の門によって隔てられています。
【菱の門】桃山時代の様式を残し、華頭窓があるのが特徴。...

【菱の門】桃山時代の様式を残し、華頭窓があるのが特徴。正面からでは門が写真に入りきらない場合は、通路から斜めに狙うのが良い。

via 写真:日本の城写真集

撮影ポイント2:三国堀付近から見る天守

菱の門を通過すると、目の前に石垣で囲まれた三国堀があります。ここからの天守の眺めは本当に素晴らしく、姫路城のメイン撮影ポイントの一つです。
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けいすけ(日本の城写真集)

けいすけ(日本の城写真集)

Webサイト「日本の城写真集」(http://castle.jpn.org/)の管理人です。日本各地にある遺構の残る城や著名な城を訪問し、城の象徴である天守のみならず、様々な見どころの写真を撮って公開しています。みなさまに城の魅力が少しでも伝われば何よりです。日本全国444城、16,428枚の写真を収録(2017/9/4現在)。Twitterもやっています:https://twitter.com/castle_jpn 公式

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