ツンだけじゃない、西郷の愛犬たち
狩猟が好きだった西郷は、犬をたくさん飼っていました。薩摩だけではなく、江戸でも相当な数の犬を飼っていたそうです。狩猟のためだけではなく本当に犬が好きだったようで、祇園のお座敷にまで連れて行ったこともあったのだとか。
西郷が飼っていた犬といえば、最も有名なのは薩摩犬のツン。薩摩犬は中型の猟犬で、気性はちょっと激しい犬種だったそうです。残念ながら、今は絶滅してしまっています。
飼っていた犬の名前として伝わっているのは13匹。ツン、シロ、サワ、ゴン、テツ、クロ、雪(ユキ)、攘夷家(ゴジャ)、ハヤ、ツマ、カヤ、ブチ、トラです。
ほとんどは見た目や毛色などで名前を決めたようですが、ユニークなのは「攘夷家」でしょうか。この犬は外国人にだけ吠えたため「攘夷家」と呼んだそうです。
西郷が飼っていた犬といえば、最も有名なのは薩摩犬のツン。薩摩犬は中型の猟犬で、気性はちょっと激しい犬種だったそうです。残念ながら、今は絶滅してしまっています。
飼っていた犬の名前として伝わっているのは13匹。ツン、シロ、サワ、ゴン、テツ、クロ、雪(ユキ)、攘夷家(ゴジャ)、ハヤ、ツマ、カヤ、ブチ、トラです。
ほとんどは見た目や毛色などで名前を決めたようですが、ユニークなのは「攘夷家」でしょうか。この犬は外国人にだけ吠えたため「攘夷家」と呼んだそうです。
西郷の愛犬家ぶりが分かるエピソード
また、鰻を犬に食べさせたというエピソードもあります。
ある時、愛犬を連れて鰻屋を訪れた西郷は、店の主人に鰻を注文します。しかし主人は犬連れで大した格好もしていない西郷をあなどり、鰻の尻尾の方だけを焼いて出しました。
しかし西郷は何も言わず、それを犬に食べさせると、お金を置いて出ていきました。
後で主人がお金を確かめると、途方もない大金。客が西郷だったと知った主人がお金を持って謝りに行くと、西郷は笑って許してくれたそうです。ちなみにその主人は、その後西郷の料理番になっています。
ある時、愛犬を連れて鰻屋を訪れた西郷は、店の主人に鰻を注文します。しかし主人は犬連れで大した格好もしていない西郷をあなどり、鰻の尻尾の方だけを焼いて出しました。
しかし西郷は何も言わず、それを犬に食べさせると、お金を置いて出ていきました。
後で主人がお金を確かめると、途方もない大金。客が西郷だったと知った主人がお金を持って謝りに行くと、西郷は笑って許してくれたそうです。ちなみにその主人は、その後西郷の料理番になっています。
明治7(1872)年に下野した西郷は、その年の2月から1ヶ月間、指宿市の鰻温泉に犬たちを連れて滞在しました。雨の日以外は犬たちを連れて開聞岳へウサギ狩りに出かけたそうです。2人の従者のうち、1人は犬の世話係だったとか。
この間に、佐賀の乱に敗れた江藤新平が西郷を訪れ、決起を求めるということもありました。しかし西郷は断っています。
この間に、佐賀の乱に敗れた江藤新平が西郷を訪れ、決起を求めるということもありました。しかし西郷は断っています。
指宿では西郷どんの愛犬「SGD13総選挙」を開催
指宿市では今年の冬、鰻温泉に滞在した13匹の犬たちのエピソードにちなみ「SGD13総選挙」が開催されました。
その結果、見事1位に選ばれた犬は・・・やはり「ツン」だったそうです。
その結果、見事1位に選ばれた犬は・・・やはり「ツン」だったそうです。
西郷は西南戦争にも愛犬を連れて行きました。しかし最期を悟ると、愛犬たちを解き放ちます。
彼を慕い、その場を離れようとしなかった犬もいたそうで、西郷がどれだけ愛情深く犬たちに接していたかわかりますね。
愛犬たちとの思い出が詰まった指宿の鰻温泉には、至る所に犬たちの石像が建てられています。温泉はもちろん、犬好きの方もぜひ訪れてみて下さい。
(xiao)
彼を慕い、その場を離れようとしなかった犬もいたそうで、西郷がどれだけ愛情深く犬たちに接していたかわかりますね。
愛犬たちとの思い出が詰まった指宿の鰻温泉には、至る所に犬たちの石像が建てられています。温泉はもちろん、犬好きの方もぜひ訪れてみて下さい。
(xiao)
鹿児島『西郷どん』スポットめぐり旅:いぶすき西郷どん館

2018年1月、鹿児島県指宿市にオープンした「いぶすき西郷どん館」。西郷や篤姫ゆかりの品を見ることができる、もうひとつの大河ドラマ館として人気です。西郷が訪れた鰻温泉や山川港のほか、篤姫ゆかりの地もあり、『西郷どん』ファンならぜひ訪れたい指宿の見どころを、歴史タレント・小栗さくらさんがナビ!
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