第1回:龍馬ゆかりのカステラ【 歴ドル・美甘子の歴っしゅ!キッチン 】
2017年7月28日 更新

第1回:龍馬ゆかりのカステラ【 歴ドル・美甘子の歴っしゅ!キッチン 】

歴ドル・美甘子が歴史上の人物ゆかりのグルメを作る「歴っしゅ!キッチン」記念すべき第1回は、坂本龍馬ゆかりのカステラに挑戦。海援隊の日誌に残されたレシピをもとに、幕末の味を再現してみました。果たしてその出来は…!?

美甘子(歴ドル)美甘子(歴ドル)

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龍馬も食べた!?海援隊の日誌に書かれたカステラのレシピ

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歴っしゅ!皆様は龍馬さんが実はスイーツ男子だったってご存知でしたか?
幕末の長崎で、日本最初の総合商社と呼ばれる亀山社中(後の海援隊)を結成した坂本龍馬。
「雄魂姓名録(ゆうこんせいめいろく)」と呼ばれる海援隊日誌には、なんと!当時のカステラのレシピの記述が残っているんです。きっと龍馬さんが出島へ出かけた時に、スペインやポルトガルから伝わったカステラを食べて「こりゃ〜!たまるか!」と作り方を教えてもらい、それを大事に日誌に残していたのでしょう。もしかしたら「こりゃ〜!売れるぜよ!」と海援隊でカステラを作って商売を始めようとしていたのかもしれません。龍馬さんの生まれた坂本家の本家「才谷屋」は、酒屋や質屋を営んでいました。もしかしたら?心に秘めていた商売人の血が騒いでもおかしくありませんよね。
2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』でも福山雅治さん演じる龍馬と海援隊のメンバー達が試行錯誤しながら仲良くカステラを作るシーンが放映されていました。

ちなみに現在、長崎の文明堂総本店では当時のレシピを再現した「海援隊カステラ」が販売されていて、パッケージの裏側には海援隊日誌のレシピがそのまま掲載されています。

当時の海援隊日誌に書かれているレシピはこちら。
海援隊カステラの包装紙に書かれたレシピ

海援隊カステラの包装紙に書かれたレシピ

カステイラ仕様
 正味

 玉子  百 目
 うどん 七十目
 さとふ 百 目

 此ヲ合テヤク也
 和蘭実方
via 「雄魂姓名録」
これを現代語に訳すと、1匁は3.75gなので

卵:100匁 (375g)
うどん粉=国産の小麦粉:70匁 (262.5g)
砂糖:100匁(375g)
これを合わせて焼くなり!
オランダのやり方を日本でやるとこの方法だよ。(…ということでしょうか。)

実に簡単完結にまとまったレシピですね。

このレシピを少し現代風に進化させて、歴っしゅ!キッチンでも龍馬さんゆかりのカステラを作ってみました!

龍馬ゆかりのカステラを再現してみよう!

材料はこちら

18cm角の型(およそ10カット分)

18cm角の型(およそ10カット分)

卵黄:200g(卵Mサイズで約13個分)
上白糖:290g
卵白:150g(卵Mサイズで約5個分)
蜂蜜:40g
水あめ:30g
水:30ml
練乳:30g
薄力粉:130g
白ざらめ糖:10g
みりん:適量

※Eテレ『グレーテルのかまど』HP参照

まずは生地作り

ボウルに卵黄を入れて、上白糖をまず150g加え、白っぽくなるまで混ぜ合わせていきます。
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卵黄約13個分をボウルに入れたことが無かったので、卵の量にびっくりしました。カステラってこんなに卵を使うんですね…。そして、ここに上白糖150gを加えていきます。おやおや…、砂糖の量もすごいですね。カステラの糖質恐るべし!泡立て器を使い、手で混ぜるのですが、白っぽくなるまで若干時間がかかりました。手がだる重〜くなりますが、これも美味しいカステラのため…。疲れたら休みながら行ってくださいね!
次に新しいボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーでメレンゲを作っていきます。
残った上白糖を少しずつ加えながら、滑らかな状態になるまで泡立てて、メレンゲの先の角が立つくらいまで泡立てます。
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先ほどの手で混ぜる作業とは違い、ハンドミキサーが電動でウィンウィン頑張ってくれるので、とても楽ちんです!
が……、角が立つクリーミーな状態になるまでには、こちらも割と時間がかかりました。根気よく円を描く様に動かして頑張ってください。
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美甘子(歴ドル)

美甘子(歴ドル)

愛媛県今治市国宝とロマンの島、大三島出身。高知県観光特使。 坂本龍馬など、歴史上の人物をこよなく愛する歴史アイドル(歴ドル)界の第一人者。合言葉は「歴っしゅ!」 著書「歴女 私の愛する戦国武将」(ビジネス社)、「戦国武将とお姫様の残酷物語」(光文社)、「龍馬はなぜあんなにモテたのか」(ベストブック) HP: mikako.chu.jp / Twitter: https://twitter.com/rekish_mikako 公式

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