平泉・那須・善光寺…御朱印で巡る源義経と主従たちゆかりの地
2018年5月24日 更新

平泉・那須・善光寺…御朱印で巡る源義経と主従たちゆかりの地

御朱印で巡る武将ゆかりの地。今回は平安末期に活躍した源義経とその従者をピックアップ!その悲劇的な最期が「判官びいき」という言葉を生んだほど日本人の心にグッとくる武将・源義経。さらに彼には個性豊かな郎党が従っており、「義経伝説」を鮮やかに彩っています。そんな彼らにゆかりのある地を巡ってみましょう。

みのうち社みのうち社

源義経最期の地・高館義経堂(岩手県平泉町)

高館義経堂 拝観入口

高館義経堂 拝観入口

拝観料は大人200円、小・中学生50円。拝観時間は午前8時30分~午後4時30分で年中無休です。
via 写真提供:みのうち社
義経最期の地と伝えられる「高館義経堂」。
源氏勝利の立役者となった義経ですが、論功行賞に不満を抱き、後白河法皇から官位を授かるなどの勝手な行動が目立つように・・・。武士による政治を行いたい頼朝にとって邪魔な存在になります。
これを受けて義経は打倒頼朝を掲げて挙兵しますが、兵が集まらずに失敗。今度は頼朝に追われる立場になってしまうのです。
源義経

源義経

源氏を勝利へと導いたにも関わらず兄・源頼朝と対立する義経。
義経主従は逃避行のすえ、かつて身を寄せた奥州平泉の藤原秀衡のもとに逃れます。
秀衡死後はその息子泰衡が義経を庇護しますが、奥州にも義経討伐の宣旨が届き、さらに頼朝による奥州討伐の圧力も加わります。
泰衡はやむを得ず義経が居住していた高館を包囲。進退窮まった義経は自刃して果てたのです。
義経堂

義経堂

via 写真提供:みのうち社
入口から階段を登った高台にある義経堂。天和3年(1683)に仙台藩主4代目の伊達綱村が建立しました。
中には義経堂が造られた時に製作された木造の源義経公像があります。
源義経主従供養塔

源義経主従供養塔

義経とその従者を供養する目的で建てられた宝篋印塔(ほうきょういんとう)。義経を守るために無数の矢をあびて立往生した武蔵坊弁慶も一緒に供養されています。

via 写真提供:みのうち社
高館から見た北上川は絶景ポイント!かの有名な松尾芭蕉の...

高館から見た北上川は絶景ポイント!かの有名な松尾芭蕉の「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」はこの地で読まれたのだとか。

via 写真提供:みのうち社
高館義経堂の御朱印

高館義経堂の御朱印

中央に「義経大明神」と書かれています。高館は毛越寺の飛び地境内になりますが、御朱印は高館義経堂の拝観入口にていただくことが可能です。拝観前に御朱印帳を預けていきましょう。

via 写真提供:みのうち社

那須与一ゆかりの那須温泉神社(栃木県那須町)

那須温泉神社 拝殿

那須温泉神社 拝殿

via 写真提供:みのうち社
那須温泉神社は「なすゆぜんじんじゃ」と読みます。
その歴史は古く、舒明天皇の頃(奈良朝630年)に創建されたとされています。
延長5年(927)にまとめられた「延喜式神名帳」にもその名が記されています。

「那須」の名の通り、義経の郎党・那須与一にゆかりのある神社です。
那須与一は那須資隆の11男。10あまる1で与一、というわけです。
与一は義経の配下となり、一連の戦いでめざましい功績をあげます。
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みのうち社

みのうち社

歴史好きなイラストレーター&ライター、デザイナー、編集者の3人組。 武将の城や偉人の史跡、神社仏閣、美術など、身近にあるものでも最大限に楽しめる「歴史エコ」な情報を発信していきたいと思います。 今後は、各種イベントや本の企画など、歴史にまつわる仕事をしていく予定です。よろしくお願いします! 公式

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