鹿児島市に行ったら訪れて欲しい。西郷どんゆかりの地
2018年1月26日 更新

鹿児島市に行ったら訪れて欲しい。西郷どんゆかりの地

来年のNHK大河ドラマは、鹿児島の偉人・西郷隆盛を主人公にした『西郷(せご)どん』です。先日鹿児島を訪れた時、タクシーの運転手の方など、たまたま出会った市民の皆さんにお話を伺いましたが、原作者の林真理子さんが鹿児島のどこを取材し、どんな本を購入して、どんな会話をしたか、までが市民の噂になっているのに驚きました。それほどまでに期待が大きい『西郷どん』。今回は鹿児島市を中心にした西郷どんゆかりの地をご紹介します。

重久直子重久直子

鹿児島のシンボル・桜島

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鹿児島港からのぞむ桜島
鹿児島といえば桜島。初めて桜島を見た時、そのスケールの大きさに驚きました。まるで錦江湾に浮かぶ富士山のようだと思いました。今回ご紹介する西郷どんゆかりの地も、桜島がよくみえる絶景ポイントいっぱいです。

西郷どん生誕地・加治屋町と「維新ふるさと館」

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九州新幹線がとまる鹿児島中央駅
九州新幹線の玄関口として、充実の商業施設を併設した鹿児島中央駅。

この鹿児島中央駅から歩いてすぐのところに加治屋町があります。
この町から「維新の三傑」と呼ばれる西郷隆盛と大久保利通、日露戦争で活躍した東郷平八郎と大山巌、総理大臣となった山本権兵衛など、幕末から明治にかけて活躍した偉人が多数輩出しました。小説家の司馬遼太郎も「いわば、明治維新から日露戦争までを、一町内でやったもの」と評するほどの奇跡の町です。

この町(下加治屋町)で、西郷隆盛は文政10(1827)年12月7日、父・吉兵衛、母・マサの長男として生まれました。
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加治屋町を流れる甲突川。ここからも、もちろん桜島が見えます
加治屋町には偉人達の生誕碑や邸宅跡などが多数あり、甲突川の周辺は歩きやすいお散歩コースになっています。

この甲突川のほとりにあるのが、鹿児島の歴史が一目でわかる「維新ふるさと館」です。

地下1階の維新体験ホールでは、西郷どんや大久保利通のロボットが演じるドラマ「維新への道」と、映像ドラマ「薩摩スチューデント、西へ」を上映しているので、誰でも鹿児島の魅力を体感できます。

また日本の南の玄関口としていち早く世界に目を向けていた先進国・薩摩について、幕末期の下級武士の生活と郷中教育、天璋院篤姫のコーナーなど、様々に工夫を凝らした展示で、幕末維新の薩摩と西郷どんについて、しっかり知ることが出来ます。

西郷隆盛銅像

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西郷どんの足元、一番左のライトアップ用の照明の側に、東郷平八郎揮毫のプレートが
加治屋町にある「維新ふるさと館」から徒歩20分。城山の麓に、桜島を見つめる高さ8mの、西郷どんの銅像があります。

この銅像は西郷隆盛没後50年祭記念事業のため、鹿児島出身の彫刻家・安藤照氏が8年かけて製作、昭和12年に完成したものです。銅像のまわりの築山は、大人から子供まで、鹿児島市民のべ10万人による奉仕作業によって築かれたのだとか。西郷どんに対する鹿児島の人々の熱い思いが伝わります。

西郷隆盛展望ホール K10カフェ

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丸に十の字、島津家の家紋入りの紫芋のアイスクリーム
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重久直子

重久直子

歴史ライター&シナリオライター。歴史系ウェブサイトや歴史雑誌に原稿を寄稿したり、映画やドラマに関する活動をしています。幕末や戦国時代、会津や土佐、鹿児島、北陸、出雲、澁谷、神社などに特に興味があります。歴史を知ると自分のことも誇れるようになると思います。そして自分や自分の祖先、そして住んでいる町のことも、もっと好きになると思います。祖先達が見てきた様々な時代を、祖先達から受け継いだ自分の細胞、一つ一つで感じていきたいと思っています。

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