マラソンの父・金栗四三の生誕地にオープン『金栗四三ミュージアム』
2019年2月10日 更新

マラソンの父・金栗四三の生誕地にオープン『金栗四三ミュージアム』

2019年の大河ドラマ『いだてん』の主人公である、金栗四三の出身地として注目されている熊本県玉名郡和水町。現存する金栗の生家近くに、2019年1月11日(金)オープンしたのが『金栗四三ミュージアム』です。ここでは金栗を等身大の視点で紹介し、日本のマラソン界発展のために捧げた彼の生涯を体感できる、地元ならではのミュージアムとなっています。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

生誕地・和水町にオープン!『金栗四三ミュージアム』

金栗四三ミュージアム

金栗四三ミュージアム

via 撮影:ユカリノ編集部
少年時代から、マラソン選手としての活躍、その後指導者としての功績まで「人間・金栗四三」の生涯を紹介している金栗四三ミュージアム。

彼のマラソン人生の基礎となったのが『韋駄天登校』です。ミュージアム近くにある生家から、玉名北高等小学校まで往復12キロの道のりを毎日走って通学したという金栗。ミュージアムを入ると、その走りっぷりが映像で再現されています。
韋駄天登校を映像で体験!とにかく走る金栗少年。

韋駄天登校を映像で体験!とにかく走る金栗少年。

via 撮影:ユカリノ編集部

オリンピック着用のユニフォームも!金栗四三ゆかりの品々が多数

撮影:ユカリノ編集部 (27469)

via 撮影:ユカリノ編集部
和水町には、金栗ゆかりの品々が多く残っています。これは、妻・スヤさんの「生まれ故郷に帰してあげたい」という希望からだとか。ミュージアムには、金栗が使用した足袋やユニフォームのほか、ストックホルムに持っていったという愛用の品々も展示されています。

金栗といえばやっぱり『足袋』!

金栗が二十歳頃に使用していたマラソン足袋

金栗が二十歳頃に使用していたマラソン足袋

足首部分を短くして動きやすいよう改良されています。足袋裏には厚布を3枚重ねていますが、着用により擦り切れ、補強しているところも。
金栗は足袋を何度も改良していますが、これは初期のもの。
via 撮影:ユカリノ編集部
インパクト大!足袋型ソファー

インパクト大!足袋型ソファー

そしてミュージアム中央にはマラソン足袋型のソファーが設置。
座って休憩するもよし、写真のように履いてみて記念撮影するのもいいですね。
ちなみに「とつけむにゃー」フォトプロップスを持って撮影に協力してくださったのは館長さんです。
via 撮影:ユカリノ編集部
横幅9mの大型シアターでは、金栗の功績を鑑賞できるとと...

横幅9mの大型シアターでは、金栗の功績を鑑賞できるとともに、金栗や有名マラソン選手の歩幅を体感することができる。

via 撮影:ユカリノ編集部

有名なストックホルム大会時のユニフォーム

表には日本の国旗が刺繍され、裏側には背番号「822」の...

表には日本の国旗が刺繍され、裏側には背番号「822」の文字が見える

第5回オリンピック・ストックホルム大会で、入場行進およびマラソン競技時に金栗が着用したユニフォームが展示中。
via 撮影:ユカリノ編集部
オリンピック国内予選会の優勝カップ

オリンピック国内予選会の優勝カップ

大河ドラマにも登場した、オリンピック国内予選会の優勝カップ。その本物もこちらに展示されています。黒っぽく見えますが、銀でできているそうです。ぜひ現物をご覧ください。
via 撮影:ユカリノ編集部
優勝カップの他にも、メダルやトロフィーが並べられ、いかに金栗がマラソン選手として偉大だったかが分かります。ミュージアムには彼が創設した箱根駅伝に関する展示もあり、ここに来れば金栗が「日本マラソンの父」と呼ばれる所以を感じられるのではないでしょうか。
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