戦国時代にタイムスリップしたときの対処法をわりと本気で専門家に聞いてみた【後編】
2019年1月11日 更新

戦国時代にタイムスリップしたときの対処法をわりと本気で専門家に聞いてみた【後編】

漫画や映画などで人気の「戦国タイムスリップ系」作品。前編に続き、いつタイムスリップしてしまうかわからない緊急事態に備え、戦国時代に詳しい西股総生先生にその対処法を伺ってみました。現代人が戦国の世で生きていくための術や、お近づきになるべき?歴史上の人物、さらに逆タイムスリップパターンの場合も考えてみました。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

専門家がタイムスリップするなら?

タイムスリップは意図してできるものではないかもしれません。でも、もし場所や時間を指定できるとしたら?西股先生の見解を伺いました。

現代人なら九州がなじむ?おすすめの地域

西股「戦国時代なら、東京近郊は安全ですよ。他所者が住みやすいという点でいえば、京都かな。九州なんかは、洋服のままタイムスリップしても“アーメン”って言っていれば、それっぽく馴染めるかもね(笑)」
イメージ:天正遣欧使節の肖像画

イメージ:天正遣欧使節の肖像画

──逆に、避けたほうがいい危険なエリアは?

西股「川中島とか桶狭間とか、交戦地域でタイムスリップしてしまったら、とりあえず避難しましょう。こういう時のためにも、地元の歴史は知っておくといいですね」

歴史上の人物に会いたいなら幕末!おすすめの時代

──タイムスリップ系の作品では、戦国時代の他にも、幕末や平安なども舞台になりがちですよね。西股先生がタイムスリップするなら、どの時代に行きたいと思いますか?

西股「とりあえず、戦国時代にはタイムスリップしたくないですね(笑)平安時代も、戦国以上に身分による違いがすさまじいから、おすすめできない。
個人的には、元禄(1688~1704年)あたりの景気が良い時期がいいかなぁ。いっそ縄文時代くらいまで行くと、あくせく働かなくていいだろうから、人によってはなじむかもね。
単純に歴史上の有名人に会いたいなら、戦国より幕末のほうが断然おすすめですよ。坂本龍馬とか、ぺーぺーの頃の西郷隆盛は楽に会えるでしょう」

──幕末だったら、西郷や大久保など多くの有名人を輩出している鹿児島県加治屋町に行って、若いころの彼らに会うのも面白そうですね!

持っていけば歴史が変わる?おすすめのアイテム

──ちなみに、もし戦国時代に現代のアイテムを持っていけるとしたら、西股先生は何を持っていきますか?

西股「『戦国自衛隊』もそうだったけど、武器は燃料や弾薬が続かないし、薬なんかも無くなったら終わり。意外と洗濯ばさみやロープ、洋バサミとか実用品がいいんじゃないかな?戦国時代って布でできてるものが多いので、洗濯ばさみは何かと便利でしょうね。」

──予想外に身近なアイテムですね!歴史に影響を及ぼしそうなものではどうでしょう?

西股「飢饉を救うために、ジャガイモを普及させるといいかも。ジャガイモなら戦国時代の冷涼な気候でも育つでしょう。文化面で考えてみると、オセロゲームなんかは戦国でも流行りそうだよね。戦国時代で儲けたいなら、オセロとイモを持っていこう!(キリッ)」
ジャガイモは江戸後期になって栽培が奨励された

ジャガイモは江戸後期になって栽培が奨励された

──さすが、目の付け所が違いますね(笑)ちなみに、オセロとイモはどこに持っていくつもりなんでしょうか?

西股「そうだなぁ・・・甲斐・信濃に広めれば武田軍を強化できるから、それで信長をやっつけるというのはどう?(笑)」

歴史ファンなら一度は妄想する!?あの戦国大名の家臣になって、天下を取らせてみたい!

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