剣・書・禅に生きた山岡鉄舟、逸話をもとに辿るゆかりの地【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち:第17回】
2018年7月27日 更新

剣・書・禅に生きた山岡鉄舟、逸話をもとに辿るゆかりの地【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち:第17回】

歴史タレント・小栗さくらが、幕末維新ゆかりの場所を旅する連載。第17回は、江戸無血開城へと導いた幕臣・山岡鉄舟ゆかりの地。「幕末の三舟」のひとりとされ、剣や書の名人でもある一方、食に関しては無茶苦茶なエピソードも残る鉄舟。多才な彼の生涯を様々な側面から感じてみませんか?

小栗さくら小栗さくら

鉄舟の生誕地にほかにも説があります。
それは両国国技館と江戸東京博物館の裏手にあたる、本所御蔵跡周辺です。鉄舟の父・小野朝右衛門は御蔵奉行のため、御蔵奉行御役屋敷だったのではないかと考えられています。

錦糸町から両国は一駅なので、竪川中学校から勝海舟の生誕地を通って両国へ出るのも良いかもしれませんね。

鉄舟と書

書の名人でもあった鉄舟は、生涯何万枚の書を残したか分からないほど書いています。8ヶ月で10万枚以上書いたともいわれているほどの速筆で、人に頼まれると喜んで書いたのだとか。

鉄舟ゆかりの山本海苔店

日本橋にある山本海苔店。二代目の山本德治郎は北辰一刀流で鉄舟と親睦を深めています。鉄舟はこちらの海苔を賞し、「東海名産 無双佳品」と揮毫しました。
その縁で、現在「山岡鉄舟展-山本海苔店と鉄舟-」が開催されています。(2018年7月25日まで)
山本海苔店 本店

山本海苔店 本店

via 提供:小栗さくら
鉄舟の書

鉄舟の書

「精神一到何事不成」精神一到、何事か成らざらん。
”精神を集中して事にあたれば、何事も成せないことはない”

この言葉を選ぶのが鉄舟らしいですね。
ほかにも、海舟・泥舟・西郷隆盛の書が展示されていますよ。
via 提供:小栗さくら
東京プレミアムおつまみ海苔

東京プレミアムおつまみ海苔

味付海苔を考案したのは、鉄舟と縁の深い二代目なんだとか。

こちらはお土産にも大人気の一品です。
via 提供:小栗さくら
「山岡鉄舟展-山本海苔店と鉄舟-」
開催:2018年6月14日(木)~7月25日(水)
時間:9時30分~18時(期間中の休業日はありません)
会場:山本海苔店本店

鉄舟が愛した食

鉄舟が好んだ食べ物はいくつもありますが、なかでも有名なのは木村屋のあんぱん!
木村屋の安兵衛と鉄舟は、やはり剣術を通じて知り合ったようです。そして木村屋が明治天皇にあんぱんを献上する際には鉄舟が世話役になってくれたのだそう。献上した4月4日は「あんぱんの日」と制定されています。
銀座木村屋

銀座木村屋

白文字で書かれている「木村屋」の店名は、もとは鉄舟が揮毫した文字なのです。塩味があって甘すぎない美味しいあんぱんなので、一度ぜひ。
via 提供:小栗さくら
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小栗さくら

小栗さくら

中学生時代に司馬遼太郎氏の『燃えよ剣』を読んで以来、歴史に興味を持つ。 駒澤大学歴史学科卒業と同時に博物館学芸員資格を取得。 現在『歴史タレント』として、TVやCMに出演。また、イベント司会、講演会、コラム執筆と幅広く活躍中。 諏訪市公認キャラクター・諏訪姫の声優も務めている。 タレント活動と並行し「さくらゆき」というアーティスト名で歴史をテーマにした楽曲の発信、ライブ等を行っている『歴史系アーティスト』でもある。 公式

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