城好きなら制覇したい!日本三大山城
2018年10月3日 更新

城好きなら制覇したい!日本三大山城

日本三大山城とは一般的に岩村城(岐阜県恵那市)、高取城(奈良県高市群)、備中松山城(岡山県高梁市)をさします。標高が721mと最も高い場所にあるのが岩村城、麓から頂上までの比高が390mと最も高いのが高取城、そして備中松山城は天守が現存する唯一の山城。城好きならぜひ制覇して欲しい三大山城を紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

もっとも標高が高い山城・岩村城(岐阜県恵那市)

霧の岩村城

霧の岩村城

via 日本の城 写真集
標高721mの場所にある岩村城は、鎌倉時代中期に遠山景朝により築かれました。霧が多いことから霧ヶ城ともいわれています。この遠山景朝は、養子縁組により血のつながりこそありませんが、あの「遠山の金さん」こと遠山景元の先祖にあたるそうです。

岩村城は戦国時代までは遠山氏の支配下にありましたが、1571年に当主の遠山景任が死去すると、織田信長から養子を迎えます。しかし、その子はまだ幼少であったため、養母に当たる景任の夫人、おつやの方が女城主として城を守りました。

裏切られた「おんな城主」

翌年、岩村城は武田信玄の配下である秋山虎繁に攻められます。遠山方の奮戦により、城はなかなか落ちず、結局は虎繁が夫人を妻に迎えることを条件に説得することで、ようやく開城となりました。

1575年、長篠の戦いで武田家が弱体化すると、今度は信長により攻撃されてしまいます。岩村城は落城し、虎繁夫妻は助命の約束を破られ処刑されました。

織田方の城となった岩村城は、川尻秀隆の手により現在の形に近いものに改修され、その後城主となった各務元正により現代の城郭が完成しました。

石垣、曲輪と保存状態のいい遺構を堪能

追手門の石垣

追手門の石垣

現在の通路部は空堀となっており、畳橋と呼ばれる橋が渡されていた。また正面には三重櫓があったとされる。
via 日本の城 写真集
東曲輪下の帯曲輪

東曲輪下の帯曲輪

via 日本の城 写真集
本丸にある井戸

本丸にある井戸

via 日本の城 写真集
明治時代の廃城令により、建造物は解体されましたが、遺構の保存状態がよく、曲輪、高石垣、井戸などが遺っています。

本丸の外側に二の丸、西側には出丸、二の丸の外側には三の丸がありました。本丸に天守はなく、二重櫓がふたつあるだけで、三の丸大手口にあった三重の到着櫓が天守のような存在だったとされています。

また八幡曲輪が地元の八幡神社の本殿に、土岐門が城下の徳祥寺の山門として移築されるなど、建造物が拝めるのも魅力です。

もっとも比高が高い山城・高取城(奈良県高市群)

本丸虎口

本丸虎口

通路は狭くS字型にクランクしており、非常に厳重な守り。
via 日本の城 写真集
比高(麓と山頂までの高低差)が390mと最も高いことに加え、城内の面積1万平方m、周囲3km、総面積約6万平方mに及ぶ、日本最大規模の山城として知られる高取城。

築城されたのは南北朝時代の1332年、南朝方だった越智邦澄によるものとされています。

織田信長により一度は廃城となりますが、本能寺の変以後に筒井順慶の手により本格的な山城へと改修されます。そして1585年、豊臣秀長の配下である本田利久が城主となり、天守と小天守、27の櫓、33の門を持つ壮大な山城に改築されたのです。

小天守に櫓名、どこまでも個性派な山城

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