関東近郊にある!この春行きたい戦国武将ゆかりの城と歩き方講座
2017年3月14日 更新

関東近郊にある!この春行きたい戦国武将ゆかりの城と歩き方講座

気づかないだけで、意外に東京のすぐ近くにもある戦国の「土の城」。今回は、そんな土づくりの城を実際に歩いてみたいという人のために、準備や持ちもの、歩く時に気をつけたいことを伝授。暖かくなったら出かけたい、戦国武将ゆかりの城とともにご紹介します。

みのうち社みのうち社

【入門コース】おすすめ土の城:太田道灌ゆかりの丸山城

【入門コース】太田道灌ゆかりの丸山城

【入門コース】太田道灌ゆかりの丸山城

神奈川県伊勢原市にある丸山城は、いつ誰が築いたのか不明でしたが、最近になって扇谷上杉氏の本拠だった糟屋館がここなのではないかという説が浮上。糟谷館は太田道灌が入浴中に殺された場所で知られています。整備された公園ですが、そそり立つような切岸と空堀、土塁の一部が残っています。とくに空堀は国道の反対側にある神社まで続いていたことが、発掘調査でわかっています。
【交通】小田急線伊勢原駅北口から愛甲石田行きバスで粟窪下車。
via 写真/西股総生

公園化された城が多い【入門コース】の持ち物は

 公園化された城を歩くだけなら、普段のお散歩と大きく変わらず、特別な装備や準備は必要ナシ! 服装は、歩きやすく動きやすければ充分。ただ、日差しやクモの巣を避けるため、帽子やバンダナなどの被り物はあった方が安心です。飲みもののペットボトルや水筒は必需品ですが、それ以外の持ちものといえば、ハンカチやポケットティッシュ、お天気が心配なら折りたたみ傘を持ちましょう、といった常識範内でOKです。
イラスト/みかめゆきよみ (2647)

via イラスト/みかめゆきよみ

ちょっとした「冒険」には両手が使えるように

 公園化された城とはいっても、土塁に登ったり堀に下りたりといった程度の、ちょっとした「冒険」はあるので、持ちものはリュックかショルダーバッグにまとめて、いつでも両手が使えるようにしておくと◎。縄張り図を見ながら歩くには、バインダーや透明のマップケースがあるとなおいいでしょう。バインダー・マップケースは、ストラップやカラビナなどを付けて、首・腰からさげられるようにしておくと、上り下りの時に両手を空けることができます。

【初級コース】おすすめ土の城:上杉謙信ゆかりの臼井城

【初級コース】上杉謙信ゆかりの臼井城

【初級コース】上杉謙信ゆかりの臼井城

千葉県佐倉市にある臼井城は、上杉謙信が関東管領職となり、関東に攻め寄せた城のひとつ。印旛沼に岬のように突き出すような自然の要害に囲まれた難攻不落の城で、主郭には横矢掛り、枡形虎口と、いくつもの仕掛けが張り巡らされているのも魅力。
【交通】京成本線京成臼井駅から北に徒歩15分
via 写真/西股総生

ちょっとした山城にはトレッキングシューズを

【初級コース】は、散策路が整備されている、ちょっとした山城などのイメージ。靴は、歩きやすければスニーカーやウォーキングシューズでもOKですが、できればトレッキングシューズの方が安心です。持ちものは、できるだけリュックかナップサックにまとめて、常に両手が使えるようにしておきましょう。ケガしないよう、軍手などの手袋もお忘れなく。

 服装は、歩きやすく動きやすいのが基本。ただ、山城歩きでは冬でも汗をかくことがあるので、脱ぎ着がしやすい、袖がまくれるなど、暑さ・寒さの調節がしやすい工夫をしましょう。飲みもののほかに、行動食としておやつを持つようにすると、エネルギー補給になります。
イラスト/みかめゆきよみ (2641)

via イラスト/みかめゆきよみ

何かと使えるタオルやウェットティッシュ

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みのうち社

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歴史好きなイラストレーター&ライター、デザイナー、編集者の3人組。 武将の城や偉人の史跡、神社仏閣、美術など、身近にあるものでも最大限に楽しめる「歴史エコ」な情報を発信していきたいと思います。 今後は、各種イベントや本の企画など、歴史にまつわる仕事をしていく予定です。よろしくお願いします! 公式

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