「西郷どん」だけじゃない!様々な150年の節目を迎えた2018年歴史トピックスを総括【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち:最終回】
2018年12月30日 更新

「西郷どん」だけじゃない!様々な150年の節目を迎えた2018年歴史トピックスを総括【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち:最終回】

歴史タレント・小栗さくらが、幕末維新ゆかりの場所を旅する連載も、今回で最終回。2018年は、明治150年の記念の年であり、大河ドラマ「西郷どん」放送も手伝って、幕末から明治にまつわる歴史ニュースやイベントが絶えない1年となりました。幕末維新志士たちの生涯をゆかりの地とともに紹介した本連載と、小栗さくら自身が感じた今年の歴史トピックスを総括します!

小栗さくら小栗さくら

徳川埋蔵印、150年ぶり発見

日米修好通商条約(1858年)などに押された、幕府の公印「経文緯武(けいぶんいぶ)」の印章が、なんと約150年ぶりに発見されました。見つかったのは、東京都内の徳川宗家の蔵。
幕府は4年前に日米和親条約を締結したため、外国との本格的な交渉に向けてこの印章を作ったと考えられるそうです。
「経文緯武」は「文を経(たていと)にし、武を緯(よこいと)にす」という、文武を兼ね備えることを意味します。この文字に込められた幕府の気概を感じる気がしますね。

西郷どん妻はアイカナではなく「アリカナ」だった?

こちらは「西郷どん」最終回後に話題になったニュースです。
西郷隆盛と奄美大島で結ばれた妻・愛加那は、「アイカナ」という音で知られていますが、実は「アリカナ」だったのではないかと考えられるそうです。西郷と愛加那のやしゃごにあたる方が、つい最近戸籍を調べたところ、西郷の子・菊次郎の母の欄に「アリカナ」と書いてあったのだとか。
西郷が愛加那に宛てた手紙にも「ありかな」とあり、また、当時の薩摩では「リ」を「イ」と発音していたといわれますので、西郷が呼んだ発音が定着した可能性があるそうです。
これも大河ドラマをきっかけに調べたからこそですね。

SNSで日本酒も話題に

西郷隆盛・大久保利通のお酒

西郷隆盛・大久保利通のお酒

「語らいの酒 夢人(yumebito)」
大久保は「夢」、西郷は「人」と、それぞれ直筆の書からラベルを作ったとのこと。
(大阪城天守閣×大関株式会社)
via 提供:小栗さくら
2018年は、幕末の人物をモチーフにしたお酒の発売もありました。
どれもブームで作ったものではなく、人物のイメージを味で表現しようと、工夫を凝らして作られたお酒です。

辛口や爽やかなお酒など、自分の人物イメージと合うか、飲む前に味を想像するのも楽しいですよ。
新選組のお酒

新選組のお酒

左:土方歳三義豊 特別純米酒
右:近藤勇昌宜 山廃仕込 純米原酒
(ともに榮川酒造株式会社)
via 提供:小栗さくら

新しい元号へ

2019年はとうとう平成から新しい元号に変わりますね。
慶応から明治に変わった時のような急激な時代の変化はないでしょうが、希望のある時代だったな…と振り返られる元号になると良いですね。

さて、この連載「小栗さくらがゆく!幕末維新のみち」もひとまずここで終了となります。
このコラムを読んで、ゆかりの地に行きたいと思っていただけたなら幸いです。

また新連載で皆さんとお会いできればと思っています。
ご覧いただきありがとうございました!
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小栗さくら

小栗さくら

中学生時代に司馬遼太郎氏の『燃えよ剣』を読んで以来、歴史に興味を持つ。 駒澤大学歴史学科卒業と同時に博物館学芸員資格を取得。 現在『歴史タレント』として、TVやCMに出演。また、イベント司会、講演会、コラム執筆と幅広く活躍中。 諏訪市公認キャラクター・諏訪姫の声優も務めている。 タレント活動と並行し「さくらゆき」というアーティスト名で歴史をテーマにした楽曲の発信、ライブ等を行っている『歴史系アーティスト』でもある。 公式

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