西南戦争の跡も残る薩摩藩島津家の本城「鹿児島城」【月刊 日本の城】
2018年8月27日 更新

西南戦争の跡も残る薩摩藩島津家の本城「鹿児島城」【月刊 日本の城】

webサイト「日本の城写真集」の管理人・けいすけが、日本の名城の見どころ、撮りどころを徹底的に紹介する連載「月刊 日本の城」。第12回は鹿児島城をご紹介します。島津家が関ケ原合戦直後に薩摩藩の支配拠点として築いた鹿児島城。その見どころを写真を中心に紹介していきます。

けいすけ(日本の城写真集)けいすけ(日本の城写真集)

鹿児島城へのアクセス

鹿児島城は鹿児島市内中心部にあります。新幹線の止まる鹿児島中央駅から市電で約10分程の「鹿児島市役所」停留所から行くのが便利でしょう。
鹿児島城は慶長6(1601)年、関ヶ原の戦いに敗れた島津家が新たな居城として築いたものでした。以後、鹿児島城は江戸時代を通じて薩摩藩の本拠城であり続けました。その構造は平地部分は非常にシンプルなものですが、背後の山に戦時に備えた山城が控えています。

城の前面を守る石垣と水濠

鹿児島城に到着すると、水濠と石垣が見えます。この中に入ると鹿児島城本丸です。
【鶴丸城跡の石碑】鹿児島城は別名「鶴丸城」とも呼ばれる...

【鶴丸城跡の石碑】鹿児島城は別名「鶴丸城」とも呼ばれる。その由来は城の形が鶴が翼を広げた形をしているからと言われる。

via 写真提供:日本の城 写真集

撮影ポイント1:あえて石垣の角が凹んでいる鬼門除けの石垣

そのまま水濠沿いに北東に進むと本丸の隅にでますが、石垣が角の部分が凹んでいます。方角にすると北東の鬼門にあたるため、魔除けの意味で石垣の角をあえて切り欠いているのです。このような石垣は大変珍しいものです。
【本丸北東隅の石垣】鬼門除けに切り欠きが入っている。

【本丸北東隅の石垣】鬼門除けに切り欠きが入っている。

via 写真提供:日本の城 写真集

本丸御門跡から本丸に入る!

切り欠きの石垣を見たら、水濠に架かる橋まで戻りましょう。この石垣を見ると石の目地が水平に通っているのが分かります。このような石垣の積み方を布積みと呼びます。
【本丸の石垣】石の目地が水平に通っているのが分かる。布...

【本丸の石垣】石の目地が水平に通っているのが分かる。布積みと呼ばれる石垣の積み方である。

via 写真提供:日本の城 写真集

撮影ポイント2:復元が進む「御楼門」が建っていた本丸御門

水濠を渡る橋を抜けると本丸に入りますが、かつてここには「御楼門」と呼ばれる威風堂々とした櫓門が建っていました。明治6(1873)年12月に焼失してしまいましたが、現在この「御楼門」の復元プロジェクトが進み、2020年3月の完成を目指して建設が進められています。「御楼門」が完成したら、鹿児島城のシンボルの建物になるでしょう。
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けいすけ(日本の城写真集)

けいすけ(日本の城写真集)

Webサイト「日本の城写真集」(http://castle.jpn.org/)の管理人です。日本各地にある遺構の残る城や著名な城を訪問し、城の象徴である天守のみならず、様々な見どころの写真を撮って公開しています。みなさまに城の魅力が少しでも伝われば何よりです。日本全国444城、16,428枚の写真を収録(2017/9/4現在)。Twitterもやっています:https://twitter.com/castle_jpn 公式

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