歴史上のすごい人は、やばい人!?『東大教授がおしえる やばい日本史』が話題
2018年7月31日 更新

歴史上のすごい人は、やばい人!?『東大教授がおしえる やばい日本史』が話題

聖徳太子、紫式部、織田信長、坂本龍馬…日本人なら知らない人はいないであろう、歴史上の“すごい”人物の“やばい”部分を紹介した話題の新書『東大教授がおしえる やばい日本史』(ダイヤモンド社)。歴史好きにはもちろん、歴史って難しそう…という人にこそ読んで欲しい本書の見どころを少しだけご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

歴史上の「すごい」人は、同じくらい「やばい」人だった

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教科書に掲載されている歴史上の偉人たち。それはもう完全無欠で非凡、自分とはかけ離れた世界の人間なんだろう・・・と思ってしまいますよね。しかしそんな偉人たちも、私たちと同様に欠点を持った身近な存在だと教えてくれるのが『東大教授がおしえる やばい日本史』(ダイヤモンド社)です。

本書では卑弥呼から太宰治まで、総勢38名の偉人たちの「すごい」面とともに「やばい」面を紹介。大河ドラマ『平清盛』や漫画・アニメなどの時代考証を担当した東京大学史料編纂所教授・本郷和人氏による本格的な監修が入りながらも、和田ラヂオさんによるユニークなイラストや、現代風のテキストがとてもキャッチ―で読みやすいのが魅力。堅苦しい歴史書が苦手、という方にぜひ読んでもらいたい一冊となっています。

ここでは書籍で紹介されている偉人たちの「やばい」一面を少しだけ紹介しましょう。

「推しメンの隣に埋めて」実は武将オタクだった松尾芭蕉

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『おくのほそ道』で有名な、歌人・松尾芭蕉。
日本中を旅し、数多くの俳句を残した「すごい」人物ですが、いっぽうで「やばい」一面もお持ちの方でした。

それは、大の“武将おたく”だったこと・・・!
芭蕉が特にハマっていたのは源氏の武将で、なかでも推しメンは木曽義仲でした。

「夏草や 兵どもが 夢の跡」という有名な句は、岩手にある奥州藤原氏ゆかりの地を訪れたときに詠んだものですが、そこで芭蕉は義経公の無念を思い、感極まって泣いたといいます。
それだけでなく、義仲ラブな芭蕉は死ぬ直前「義仲の墓の隣に埋めて!」と義仲への想いを爆発させました。そして、念願だった木曾義仲の墓の隣に葬られたのです。
義仲寺(滋賀県大津市)にある芭蕉の墓

義仲寺(滋賀県大津市)にある芭蕉の墓

via 写真:びわ湖大津観光協会
「ユカリノ」をご覧の方も、好きな歴史上の人物ゆかりの地を聖地巡礼されると思いますが、さすが芭蕉、レベルが違いますね。好きな武将のお墓の隣なんて、めちゃくちゃ羨ましい!(笑)
しかしその「やばい」一面には、共感してしまう方も多いのでは?なんだか芭蕉がより身近に感じられますよね。

他にも、偉人たちの愛すべき「やばい」一面がてんこ盛り!

「ヤバい」といったらこの人!安定の登場・伊達政宗

謝罪の方法がどう考えても反省していない伊達政宗

謝罪の方法がどう考えても反省していない伊達政宗

via 『東大教授がおしえる やばい日本史』より

お札にもなってるし真面目かと思ったらヤバかった夏目漱石

原稿用紙に鼻毛を植え付けていたという夏目漱石

原稿用紙に鼻毛を植え付けていたという夏目漱石

via 『東大教授がおしえる やばい日本史』より
「すごい」と「やばい」で日本史を面白く理解する入門書として、学生にもぴったりです。「すごい」人物たちも、愛すべき「やばい」一面をもつ普通の人間だとわかったら、歴史がもっと身近に感じられますよ。
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