元親公ゆかりの地!高知・若宮八幡宮宮司が語る「長宗我部まつり」
2018年5月16日 更新

元親公ゆかりの地!高知・若宮八幡宮宮司が語る「長宗我部まつり」

長宗我部氏ゆかりの地・高知県で毎年5月に行われる「土佐 長宗我部の陣」。今年もフェスとまつりの2本立て、高知県立歴史民俗資料館と若宮八幡宮で開催されます。まつりの開催地であり、長宗我部元親公ゆかりの地でもある若宮八幡宮の宮司さん自ら、まつりの見どころを教えてくださいました。まつり限定の御朱印も必見です!

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

今年で7回目となる「土佐長宗我部の陣」

 (19439)

今年も5月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、高知県立歴史民俗資料館と若宮八幡宮で開催される『土佐長宗我部の陣』。
20日(日)の『長宗我部まつり』の会場でもある若宮八幡宮では、元親公が初陣の際に戦勝祈願したことにちなみ「初陣祭」が行われます。
今回は、まつりの見どころや若宮八幡宮の歴史を、宮司さん自らがご紹介してくださいました。

地域の誇りとなるまつりを目指した「長宗我部まつり」

提供:若宮八幡宮 (19374)

via 提供:若宮八幡宮
「長宗我部元親公没後400年の節目の年、平成11年5月に『長宗我部元親公初陣之像』が若宮八幡宮外苑に建立され、以来毎年5月に公と家臣団の慰霊と顕彰を目的に、『初陣祭』(神事のみ)を行っていました。

10年程前より、いわゆる戦国ブームの流れか、一部の若い人たちにこの『初陣祭』が周知され、神事への参列希望者が多く訪れるようになったのです。

そこで一過性のもので終わることのない、地域の誇りとなるまつりを立ち上げようと、地元有志を中心とするメンバーが集まり、地域の活性化や歴史伝統の継承を目的に『初陣祭』と同日に『長宗我部まつり』を開催することとなりました。平成24年5月の第1回から途切れることなく、今年は第7回目の開催となります。

すでに、南国市岡豊の県立歴史民俗資料館で始まっていた『長宗我部フェス』と日程を合わせ、『土佐長宗我部の陣』と銘打って二日間のイベントとして毎年5月の第3土曜、日曜日に開催されています。」
武者行列の様子

武者行列の様子

via 提供:若宮八幡宮
「『長宗我部まつり』は、総勢70名を越える武者行列、鉄砲隊の発砲演武を始め、高知ならではのよさこい踊りの披露やフィナーレの餅投げなど、様々なイベントが見どころとなっています。また、カツオのタタキの藁焼き実演、地元のグルメや特産品を販売する、うまいもの市・物産展も多くの来場者で賑わっているんですよ。」
鉄砲隊の発砲演武

鉄砲隊の発砲演武

via 提供:若宮八幡宮
初陣祭限定の御朱印

初陣祭限定の御朱印

若宮八幡宮では初陣祭限定の御朱印がいただけます。長宗我部元親公の初陣像にちなんだデザインがとてもカッコイイですよね。
数に限りがございますので、気になる方はお早めに。
via 提供:若宮八幡宮

元親公の四国平定は、ここから始まった!若宮八幡宮の歴史

出蜻蛉式建築が特徴的な若宮八幡宮の社殿

出蜻蛉式建築が特徴的な若宮八幡宮の社殿

via 提供:若宮八幡宮
「若宮八幡宮は、文治元年(西暦1185年)京都石清水八幡宮の御神霊を勧請し、土佐国吾川郡一円の鎮護神として創建されました。

鎌倉・室町時代を通じ、武家尊奉の神社として尊崇をされていましたが、特に戦国時代になると、長宗我部元親公が当社で戦勝を祈願し初陣にのぞんだところ、見事敵を討ち敗ることが出来たといわれています。

以来当社を出陣戦勝祈願の神社と定めて、社殿を出蜻蛉式建築様式に改め、その後25年かけて四国全土をほぼ掌握するに至ったのです。
元親公四国平定の途は、当社から始まったと言えます。

江戸時代に入り、山内一豊公が土佐国主に封ぜられた後も崇敬の念篤く、年々の祭典が行われてきました。現在は高知市南側に位置する、港南地区の総鎮守として近郷近在の氏子からの崇敬を集めています。」
四国を掴もうとする「長宗我部元親初陣像」

四国を掴もうとする「長宗我部元親初陣像」

祭典の後には、銅像を洗うのが毎年の習わしになっています。
via 提供:若宮八幡宮
歴史好きからの人気が高い長宗我部元親公。
『土佐長宗我部の陣』は、歴史ファンと地元の長宗我部愛がつまった熱いまつりです。かっこいい銅像も必見、元親公ゆかりの地めぐりも兼ねてぜひご出陣を!
21 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

ユカリノ編集部

ユカリノ編集部

全国各地の「ゆかりの」エピソードをほぼ毎日お届け。知ればもっと行きたくなる、歴史の聖地巡礼へご案内します! 公式

関連する記事 こんな記事も人気です♪

土佐の出来人といえば!高知県にある戦国武将・長宗我部元親ゆかりの地

土佐の出来人といえば!高知県にある戦国武将・長宗我部元親ゆかりの地

今年人気の四国旅行。温暖な気候と、温泉や各県の美味しい名産品もあり行きたくなる要素満載なんです。なかでも歴史好きにとって四国といえば土佐の戦国大名・長宗我部元親は外せませんよね。「土佐の出来人」として有名な元親ゆかりの地をご紹介します。
リニューアルオープン!企画展ラッシュ!この春行きたい博物館&美術館

リニューアルオープン!企画展ラッシュ!この春行きたい博物館&美術館

江戸東京博物館、高知県立坂本龍馬記念館、仙台市博物館と、長らく休館していた人気の博物館がついにリニューアルオープン!さらに国立博物館での大型展や、専門美術館の個性的な企画展など、歴史好きには嬉しいニュースがもりだくさんのこの春。週末やGWに向け、お出かけの計画にぜひお役立てください。
御朱印で巡る武将ゆかりの地~豊臣秀吉編~

御朱印で巡る武将ゆかりの地~豊臣秀吉編~

御朱印で巡るゆかりの地、今回は豊臣秀吉ゆかりの寺社の御朱印をご紹介します。秀吉は天文6年(1537)2月6日、尾張国の中村(現在の名古屋市中村区)に生まれたといわれています。下層民から天下人へと登りつめた秀吉だけに、出世にもご利益あり!な、ゆかりの地を御朱印で追っていきましょう。
御朱印で巡る武将ゆかりの地~上杉謙信・景勝編~

御朱印で巡る武将ゆかりの地~上杉謙信・景勝編~

御朱印で巡るゆかりの地、今回は上杉家ゆかりの御朱印をご紹介します。上杉家といえば上杉謙信の本拠地・春日山。そして上杉景勝の時代に移封となった米沢です。どちらも上杉家らしい、威厳と厳格が感じられる素敵な寺社が特徴的です。
長宗我部元親がひとり気を吐く四国の銅像事情「ニッポン銅像探訪記 第10回:四国の名城」

長宗我部元親がひとり気を吐く四国の銅像事情「ニッポン銅像探訪記 第10回:四国の名城」

めでたく、本連載も10回目を迎えることができました。読者のみなさま、全国の銅像ファンのみなさま、いつもありがとうございます! そこでこれまでの連載を見返していたのですが、なんと第1回の龍馬(高知編)以降、四国の銅像を1体も取り上げていないことが発覚!これは四国の読者と銅像に対して失礼です。そこで今回は「名城と英雄像」シリーズの第2弾として、四国のお城を巡って行きましょう。
御朱印で巡る武将ゆかりの地~真田幸村編~

御朱印で巡る武将ゆかりの地~真田幸村編~

御朱印で巡る武将ゆかりの地、2回目は2016年に大ブームを起こした真田幸村編です。幸村ゆかりの土地は主に3か所。真田家の自領である長野県上田市、関ヶ原の戦いで敗軍の将となり幽閉された和歌山県九度山町、そして終焉の地・大阪府大阪市です。この3つの地でいただける真田幸村ゆかりの御朱印をご紹介いたします!
戦国武将ゆかりの地「戦国の城」をとことん楽しむ方法

戦国武将ゆかりの地「戦国の城」をとことん楽しむ方法

「戦国の城」と言えば、天守も石垣もある立派な城を思い浮かべる人も多いはず……ですが、戦うために作られた「土の城」を知れば、戦国時代がもっと楽しくなります。初心者もOK、全国無数にある戦国武将ゆかりの「土の城」の魅力をご紹介します。
【西国無双の侍大将】かつて寵愛を受けた主を討った武将・陶晴賢

【西国無双の侍大将】かつて寵愛を受けた主を討った武将・陶晴賢

大内義隆に仕え、少年の頃はその美貌で寵愛を受けた武将・陶晴賢。長じて大内家の重臣となった彼は、やがて主に刃を向けることになります。しかし、下剋上を果たした彼の勢いは長くは続きませんでした。今回は、陶晴賢の生涯とゆかりの地をご紹介します。
日本遺産にも認定!『日本最大の海賊』村上海賊ゆかりの地でその魅力を体感しよう

日本遺産にも認定!『日本最大の海賊』村上海賊ゆかりの地でその魅力を体感しよう

かつて瀬戸内海において「日本最大の海賊」と言われた村上海賊。2016年、その本拠地である愛媛県今治市と広島県尾道市が共同で申請し、村上海賊のストーリーと「芸予諸島」に連なる43の構成文化財が日本遺産に認定されました。ただの“海賊”ではない彼らの活躍とは?小説の題材にもなり、近年さらに観光地として注目を集める村上海賊ゆかりの地とその文化をご紹介しましょう。
【秀吉の天下統一最後の相手・九戸政実】ゆかりの地で「九戸城まつり」開催

【秀吉の天下統一最後の相手・九戸政実】ゆかりの地で「九戸城まつり」開催

豊臣秀吉の天下統一は、小田原征伐や奥州仕置で完了したわけではなかったのをご存知でしょうか。最後まで秀吉に抵抗した武将が、陸奥・九戸城主の九戸政実(くのへ まさざね)でした。誇り高き武将・九戸政実の生涯と「九戸政実の乱」の経緯、岩手にあるゆかりの地をご紹介しましょう。