都心からのアクセス抜群の歴史スポット!北条五代・風魔忍者ゆかりの地、神奈川県小田原市
2016年12月20日 更新

都心からのアクセス抜群の歴史スポット!北条五代・風魔忍者ゆかりの地、神奈川県小田原市

東京からのアクセスが良い神奈川県小田原市。シンボルの小田原城は平成の大改修が行われ、より気軽に行ける歴史スポットとして歴史ファンには嬉しいところです。戦国時代、関東一円を支配した後北条氏の拠点であり、市内にはゆかりの地がたくさんあります。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

小田原城と北条五代の歴史

北条早雲の肖像画

北条早雲の肖像画

北条早雲(伊勢盛時→宗瑞、のち早雲)が進出したのがこの相模一帯です。
2代目の氏綱が本拠地を小田原城へ移し、この時に北条氏を名乗るようになったそうです。順調に領土を関東へ拡大して3代目・氏康の時に全盛を迎え、今川・武田との甲相駿三国同盟が結ばれました。しかし4代目・氏政、5代目・氏直の代に、豊臣秀吉による小田原征伐に屈し、約100年の歴史に幕を閉じました。
毎年春に行われる小田原北條五代祭り(大混雑です)

毎年春に行われる小田原北條五代祭り(大混雑です)

北条氏は風魔忍者と呼ばれる忍びを活用したことでも知られ、歴代の風魔小太郎は北条氏の活動を陰で支えました。特に氏政・氏照に仕えた5代目は異相の大男だったそうです。

小田原駅に着いたらまずお目にかかろう!ド迫力の北条早雲公像

北条早雲像(小田原駅西口前)

北条早雲像(小田原駅西口前)

小田原駅西口にある北条早雲公像は、高さ5.7m、重さ7tもある日本最大級の像です。
早雲が小田原へ侵攻した際の「火牛の計」をモチーフとしています。「火牛の計」とは、1,000頭の牛の角に松明を結んで敵陣に突入させ、大軍の夜襲に見せかけた計略でした。これで城下は混乱し、一夜にして大森氏の小田原城は早雲のものとなったそうです。
これは江戸時代の創作とされていますが、早雲の国取りに欠かせない逸話でもあります。

北条氏の本拠地にして市のシンボル・小田原城

平成の大改修直後の小田原城

平成の大改修直後の小田原城

小田原城は、もとは大森氏の山城が元となっており、その後北条氏によって整備・拡張されて難攻不落の無敵の城と称されました。

小田原攻めの時に、城下町を囲む総延長9㎞に及ぶ総構を造り上げました。北条以後は徳川家康配下の大久保氏・稲葉氏によって改修されています。その後、明治時代に一度廃城となりましたが、昭和に入り徐々に再建されるようになったのです。

平成28年4月には展示もリニューアルオープン。最上階には、江戸時代の小田原城天守にまつられていたとされる摩利支天像も安置され、当時を再現しています。
他にも、平成28年10月には「常盤木門SAMURAI館」がオープン。甲冑や刀剣など武具に特化した展示が行われており、歴史ファンにはたまらない空間となっています。
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