源義経の奇策・鵯越の場所は?源平合戦「一ノ谷の戦い」ゆかりの地
2018年2月7日 更新

源義経の奇策・鵯越の場所は?源平合戦「一ノ谷の戦い」ゆかりの地

治承・寿永の乱(源平合戦)における戦いの一つ「一の谷の戦い」。源義経が馬に乗って急峻な崖を駆け下りる「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」が成功し、源氏軍は勝利を納めます。そんな義経の奇策はどこで行われたのでしょうか?戦いの様子を追いながら、ゆかりの地をご紹介したいと思います。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

「一ノ谷の戦い」とは

平安時代の末期、平氏は源(木曾)義仲との戦いに敗れ安徳天皇と三種の神器を伴って九州に逃れます。ところが義仲は京都の後白河法皇と対立。寿永3年(1184)法皇の意を受けた頼朝は、源範頼・義経を派遣、彼らに討たれてしまいます(宇治川の戦い)。
木曾義仲

木曾義仲

頼朝・義経の従兄弟。『平家物語』では、「木曾殿最期」は壇ノ浦に並んで人気の場面です。

このように源氏が内輪もめを繰り広げている間に、平氏は勢いを盛り返し、現在の兵庫県以西を支配して京都奪還をもくろみます。
法皇は頼朝に平氏追討と三種の神器奪還を指示。平氏は福原(現在の神戸市兵庫区)を本拠地としその周辺を固め、源氏は本隊の源範頼軍が京から、別動隊の義経軍が背後から平氏に迫ります。
そして、寿永3年/治承8年(1184)2月7日、源氏軍が平氏軍に攻め入り、合戦が始まりました!

平家が陣を張った生田の森(兵庫県神戸市)

生田の森(兵庫県神戸市)

生田の森(兵庫県神戸市)

via 写真提供:神戸国際観光コンベンション協会
生田神社

生田神社

縁結びとして有名な神社。境内の奥に平家軍の大将・平知盛が陣を張った「生田の森」があるほか、「敦盛の萩」、「弁慶の竹」など、源平合戦のゆかりの地として数々の史跡があります。
via 写真提供:神戸国際観光コンベンション協会

義経の奇策「鵯越の逆落とし」

源義経

源義経

一の谷の戦いに続き、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いでも大活躍の義経。
ただ一ノ谷の戦いといっても一ヵ所で行われたわけではなく、福原を中心に何カ所かで同時に戦闘がありました。平氏も数万の兵力で自陣を守り、決着はつきません。
その情勢を一気に変えたのが、有名な義経の奇策「鵯越の逆落とし」でした。
『源平合戦図屏風』より「一ノ谷」

『源平合戦図屏風』より「一ノ谷」

地元の猟師に「鹿なら下りられますが馬は無理でしょう」と言われたという義経。にもかかわらず、「鹿が下りられるなら馬だって大丈夫だろう」と、数十騎を率いて自らそこを駆け下りたとか…。
一ノ谷の裏手にある断崖絶壁を馬で駆け下り、敵の背後を急襲したのです。
思いもしない方向から突然現れた敵の姿に平氏軍は大混乱。そこに義経軍の主力が別方向から攻め込み、一ノ谷は源氏の完全勝利となります。
他の場所でも源氏軍の総攻撃が始まり、平氏軍は成す術もなく海上にあった逃走用の船に殺到。
源氏の大勝利に対し、幹部級の人材を多く失った平氏は壊滅的被害をこうむったのです。

逆落としの場所ははっきりしていない?

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