こいつら、全員悪人!江戸の「悪」を集めた展覧会が東京で開催
2018年5月22日 更新

こいつら、全員悪人!江戸の「悪」を集めた展覧会が東京で開催

つい惹かれてしまう「悪」の魅力。盗賊や小悪党、悪女まで、悪人を集めた展覧会「江戸の悪 PARTⅡ」が東京・太田記念美術館にて6月2日(土)より開催されます。2015年に開催された同名の展覧会がさらにパワーアップ。しかも今年は同時期に連携展が開催されるなど、東京中が「悪」に染まる?その詳細をご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

江戸中の「悪」が集結!

 (19806)

歴史上の人物はもちろん、ドラマや映画、小説などでも主人公を凌ぐほどの魅力を放つ悪役たち。
江戸時代では、世間を騒がせた大盗賊が捕まると、市中引き回しになる姿を一目見ようと街道は群衆で埋め尽くされたとか。
また「忠臣蔵」で知られる赤穂事件などの大事件はすぐに芝居になり、吉良上野介は稀代の悪人としてのイメージを定着させました。
そんな今も昔も変わらない、抗いがたい「悪」の魅力を浮世絵で探る展覧会「江戸の悪 PARTⅡ」が開催されます。
月岡芳年「東錦浮世稿談 神田伯勇 幡随院長兵衛」

月岡芳年「東錦浮世稿談 神田伯勇 幡随院長兵衛」

個人蔵
展示:後期

民衆にとっては英雄だった?侠客の元祖・幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)。
via 写真提供:太田記念美術館
2015年に開催され、好評を博した同名の展覧会がさらにパワーアップ。
鼠小僧次郎吉などの盗賊、幡随院長兵衛などの侠客、悪女に悪の妖術使いに至るまで、江戸の「悪い人」たちが大集合。
今回は特に江戸時代に人気を博した悪人を5人、紹介します。

1:大盗賊といえばこの人!石川五右衛門

歌川国芳「木下曽我恵砂路」個人蔵 展示:後期

歌川国芳「木下曽我恵砂路」個人蔵 展示:後期

via 写真提供:太田記念美術館
安土桃山時代の大盗賊・石川五右衛門。
その出自は謎に包まれており、伊賀忍者の抜け忍という説もあります。
権力者やお金持ちばかりを狙っていたため、民衆にとっては英雄的存在でもありました。
最期は捕らえられ、市中引き回しのうえ釜茹でにされるのですが、盗賊としての処刑ではなく、豊臣秀吉の暗殺を企てた罪で処刑されたという説も・・・真相はいかに?

2:親切心が仇に?女盗賊・鬼神のお松

月岡芳年「新撰東錦絵 鬼神於松四郎三郎を害す図」太田記...

月岡芳年「新撰東錦絵 鬼神於松四郎三郎を害す図」太田記念美術館蔵 展示:後期

via 写真提供:太田記念美術館
石川五右衛門、自来也と並び、「日本三大盗賊」として描かれる女盗賊。資料があまりないため、架空の人物ともされています。
この浮世絵はお松の正体を知らない旅の武士・四郎三郎が、彼女を背負って川を渡ろうとしている場面。
当のお松は短剣を振りかざし、四郎三郎に切りかかっています。せっかく親切にしたのに・・・合掌。

3:極悪非道の悪医者・村井長庵

月岡芳年「長庵札ノ辻ニテ弟ヲ殺害之図」太田記念美術館蔵...

月岡芳年「長庵札ノ辻ニテ弟ヲ殺害之図」太田記念美術館蔵 展示:前期

via 写真提供:太田記念美術館
実録本『大岡仁政録』に登場する悪徳医師。
実弟を殺し、その妻を友人に殺させ、娘ふたりを吉原に売るという、極悪非道のオンパレード。最後は名奉行大岡越前守忠相に裁かれます。
この浮世絵は村井長庵が弟を惨殺した場面。立体感あふれる構図がキマっています。

4:筋金入りのストーカー・清玄

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