大河ドラマ「いだてん」ゆかりの品から見る金栗四三とは?金栗足袋や妻・スヤとの写真も
2018年9月17日 更新

大河ドラマ「いだてん」ゆかりの品から見る金栗四三とは?金栗足袋や妻・スヤとの写真も

2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の主人公・金栗四三。マラソンの父といわれ、日本のスポーツ界への功績は偉大です。一方、中村勘九郎さんが演じる金栗が、大河ドラマでどのように描かれるのか、その人物像も気になるところです。金栗ゆかりの地・熊本県玉名市に残る彼のゆかりの品から、その人物像を探ってみました。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

金栗四三ゆかりの地・熊本県玉名市

熊本県玉名郡春富村(現・和水町)に生まれた金栗四三。
92年の人生のうち、18歳までの青春時代と後半生の約50年を玉名市の上小田で過ごしました。

玉名市の名誉市民第1号でもあり、市では「金栗」の名を冠したマラソン大会が開催されるなど、その功績は今も語り継がれています。
小高い丘の上に建つ金栗の墓

小高い丘の上に建つ金栗の墓

via 撮影:ユカリノ編集部
玉名市上小田の住家そばにあるお墓と記念碑

玉名市上小田の住家そばにあるお墓と記念碑

via 撮影:ユカリノ編集部
玉名市では、2019年1月の大河ドラマ放送に向けて、金栗ゆかりの地の整備や関連施設のオープン準備が進められています。

大河ドラマの主人公に決定し、改めてその功績に注目が集まりますが、一方で気になるのはその人物像。
そこで今回は金栗四三の人物像を知るべく、金栗ゆかりの品が多く収蔵されている、玉名市立歴史博物館こころピアを取材させていただきました。

金栗ゆかりの品を見るなら「歴史博物館こころピア」

撮影:ユカリノ編集部 (23762)

via 撮影:ユカリノ編集部
玉名にある歴史博物館こころピアには、御家族から寄贈された金栗ゆかりの品が多数収蔵。期間によって様々な品が展示されています。
現在は、金栗使用のユニホームや“金栗足袋”、オリンピックの写真などを展示した「ミニ金栗四三展」が開催中(平成30年9月24日まで)。無料で見学可能となっていました。
金栗足袋やユニホームなど、金栗四三が使用した品々が収蔵...

金栗足袋やユニホームなど、金栗四三が使用した品々が収蔵・展示されている

via 撮影:ユカリノ編集部

日本のランニングシューズの原点!「金栗足袋」

金栗足袋

金栗足袋

via 撮影:ユカリノ編集部
金栗ゆかりの品といえば、やはり『金栗足袋』が有名ですね。
明治45年(1912)、ストックホルムオリンピックに出場した金栗。しかし猛暑のなかレース中に体調を崩し、コースをはずれ失踪してしまいます。当時は今のように運動靴がなかったため、地下足袋のような履き物で走っていた金栗の足袋は破れてしまいました。

帰国した金栗は、東京の足袋屋「ハリマヤ」の店主・黒坂辛作とマラソン用の足袋の共同開発に取り組みます。ストックホルムで他国の選手がゴムを底に付けたシューズを履いていたのを見て、ゴム底の「金栗足袋」を開発したのです。
 (23766)

当初はコハゼを留めるタイプでしたが、その後改良を加え、甲にヒモが付いた型へと進化。
1919年、黒坂氏が商標登録を取得し『金栗足袋』として売り出すと、多くの日本のマラソン選手たちが「金栗足袋」を履いて走ったといいます。
ストックホルムでの経験から自ら足袋を改良し、後の日本のマラソン界にも多大な影響を与えた金栗。その研究熱心で真面目な姿勢が伺えます。
胸元のワッペンがチャーミング?(笑)

胸元のワッペンがチャーミング?(笑)

via 撮影:ユカリノ編集部
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