『ゴールデンカムイ』効果で注目!北海道・博物館 網走監獄が面白い
2018年9月19日 更新

『ゴールデンカムイ』効果で注目!北海道・博物館 網走監獄が面白い

旧網走刑務所にあった25の建造物が移築復原、再現建設された博物館 網走監獄。「北海道開拓と監獄受刑者」をテーマとした野外歴史博物館として、北海道の人気観光スポットのひとつです。近年では漫画『ゴールデンカムイ』の舞台として登場したことで、聖地巡礼するファンも訪れるなど改めて注目を集めています。そんな博物館 網走監獄の歴史と、漫画の聖地巡礼スポットをご紹介!

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

北海道開拓の歴史と監獄受刑者の暮らしがわかる!博物館 網走監獄

通称「赤レンガ門」と呼ばれる有名な網走監獄の正門(再現構築)

通称「赤レンガ門」と呼ばれる有名な網走監獄の正門(再現構築)

via 撮影:ユカリノ編集部
館内の建造物のうち、8棟が国の重要文化財に指定されている博物館 網走監獄。明治・大正期の行刑建築と北海道開拓の歴史がわかる人気観光スポットです。

また、明治末期の北海道を舞台にした人気漫画『ゴールデンカムイ』(作:野田サトル)では、網走監獄の囚人たちが発端となり埋蔵金を巡る競争を繰り広げ、その舞台として作品にも度々描かれています。登場人物のなかには、実際に存在した脱獄囚をモデルにしたキャラクターもおり、漫画のファンによる聖地巡礼スポットとしても注目を集めています。

その博物館 網走監獄を実際に訪れた筆者が、同館の見どころとともに『ゴールデンカムイ』ゆかりのスポットをご紹介します!

まずは北海道開拓の歴史を知ろう

重要文化財に指定されている庁舎(移築復原)。刑務所管理...

重要文化財に指定されている庁舎(移築復原)。刑務所管理部門の主軸となる建物だった。

via 撮影:ユカリノ編集部
正門を通り抜け、まずは重要文化財でもある庁舎に行ってみましょう。
ここでは北海道開拓の歴史がわかる「724㎞の囚人道路」が展示されています。

明治時代、政府はロシアの南下政策に備えるため、北海道の開拓が急務でした。明治政府が誕生するにあたり各地で反乱がおき、その政治犯や思想犯を収監するため、北海道に集治監(監獄)が造られ、囚人たちが労働力として送られたのです。こちらの展示では、網走監獄の始まりや、各集治監の囚人たちによって道内の道路が開削されたことが紹介されています。
典獄が語る「網走監獄誕生とその使命」

典獄が語る「網走監獄誕生とその使命」

via 撮影:ユカリノ編集部

“金カム”ファンなら要チェック!野田サトル先生によるイラストも展示

おいでませ!網走監獄

おいでませ!網走監獄

『ゴールデンカムイ』作者・野田サトル先生も作品のため取材に訪れています。庁舎には愛され脱獄囚・白石のイラストが展示されていますよ。
via 撮影:ユカリノ編集部

監獄での暮らしぶりがわかる『監獄歴史館』

監獄歴史館

監獄歴史館

via 撮影:ユカリノ編集部
また、敷地内にある監獄歴史館には、囚人たちの生活が分かる当時の貴重な資料が多数展示されています。
囚人体験ができるブースなどもありますので、あわせて立ち寄ってみてください。
館内の様子。網走監獄の全景が分かる。

館内の様子。網走監獄の全景が分かる。

via 撮影:ユカリノ編集部
体感劇場『赫い囚徒の森』

体感劇場『赫い囚徒の森』

北海道開拓の時代、網走と旭川を結ぶ中央道路をつくるためにかり出された1000人以上の囚人たち。その220キロにもおよぶ苦難の歴史を上映しています。
via 撮影:ユカリノ編集部

体験コーナーで囚人の気分を味わおう!

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