本能寺の変の引き金?信長が家康にふるまった安土饗応膳を再現!
2018年6月2日 更新

本能寺の変の引き金?信長が家康にふるまった安土饗応膳を再現!

織田信長が居城・安土城で徳川家康に振る舞ったといわれる饗応膳「天正十年安土御献立」。安土城の近くにあるホテル「休暇村近江八幡」(滋賀県近江八幡市)ではそれを再現した饗応膳を1日10食限定で提供中です。本能寺の変の引き金?ともいわれる膳にまつわる逸話と再現された「信長饗応膳」をご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

休暇村近江八幡の「信長饗応膳」。

休暇村近江八幡の「信長饗応膳」。

via 写真提供:近江八幡休暇村

接待役は明智光秀!信長が家康にふるまった饗応膳とは?

織田信長(左)、徳川家康(右)

織田信長(左)、徳川家康(右)

天正10年(1582)5月、織田信長は武田氏討伐で功を成した徳川家康を安土城に招待。
15日から17日の3日間にわたり計140品もの料理を振る舞ったといわれています。
献立が残っているのは15日、16日の2日間のみで、接待役を命じられた明智光秀は、大坂、堺、京都などから山海の美味、珍味を取り寄せたそうです。
明智光秀

明智光秀

重要な役を与えられた光秀ですが…。
しかし17日、光秀は突如、接待役を解かれてしまいます。
その理由は諸説ありますが、一説には痛んだ魚の生臭い匂いが城内に漂い、信長の怒りを買ってしまったとか。さらにそれが、2週間後の本能寺の変の原因のひとつともいわれています。

そんな歴史を大きく動かしたかもしれない?料理とはどんなものだったんでしょうか。

現代風にアレンジしてより食べやすくなった「信長饗応膳」

「信長饗応膳」

「信長饗応膳」

via 写真提供:休暇村近江八幡
休暇村近江八幡では当時の資料や研究者の協力のもと、饗応膳「天正十年安土御献立」を再現。2012年6月より提供が始まりました。
しかし当時の料理を忠実に再現するとなると、現代の味覚と合わず、食べにくいなどの課題も。
第二弾、第三弾と改良を重ね、今回提供される第四弾では、だしの取り方や料理を小分けにするなどの工夫が施されました。
一の膳

一の膳

一の膳ではタイの塩焼きにタコ、琵琶湖産のニゴロブナを使った滋賀県の名物・鮒寿司などを提供。一から五の膳、台物、御菓子までが振る舞われます。
via 写真提供:休暇村近江八幡
家康の好物といわれるタイの塩焼きや、いまでは珍しいウズラの焼き鳥、精力剤として珍重されたホヤの冷汁など、山海の珍味をふんだんに使った豪華さは当時を彷彿とさせます。
さらに当時はなかった近江牛のすき焼きという大サービスもありますよ。

1食温泉入浴付きで8640円。宿泊はもちろん日帰りでも利用できます。
この夏はちょっと贅沢に「信長のおもてなし」を体験してみませんか?
開催期間:2018年5月15日(火)~2018年7月13日(金)
料金:日帰り8640円(温泉入浴付き)、宿泊16540円~20140円
※前日までに要予約
開催場所:休暇村近江八幡

ゆかりの地巡りにもぴったり!「休暇村近江八幡」

休暇村近江八幡

休暇村近江八幡

via 写真提供:休暇村近江八幡
琵琶湖畔にある休暇村近江八幡。
海かと思うほど広大な琵琶湖の風景を全室から眺められるのが特徴です。
さらに安土城や関連施設、足を延ばせば八幡山城や八幡堀など見どころ満載!
ゆかりの地巡りの際はぜひ、ご活用ください。
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