集合場所から始まっていた
集合場所は和田倉噴水公園。江戸城の和田倉門があった場所です。
広々とした公園の一角にある石垣にさっそく良いポイントがありました!
この石垣に刻まれた模様は「矢穴」といいます。矢穴とは、石を割る時に楔を打ち込んだ跡。矢穴は石の目を読んで割れる方向に打つのが基本です。しかしたまに目を読み違えて矢穴を打ち直すことも。そんな「失敗作」を探すのも楽しみのひとつなのだと西股先生。
この石垣に刻まれた模様は「矢穴」といいます。矢穴とは、石を割る時に楔を打ち込んだ跡。矢穴は石の目を読んで割れる方向に打つのが基本です。しかしたまに目を読み違えて矢穴を打ち直すことも。そんな「失敗作」を探すのも楽しみのひとつなのだと西股先生。
ここで石垣の積み方と表面に注目。四角くぴっちり切りそろえられ、表面のデコボコが整えられています。この石垣は時代が新しく、「切込(きりこみ)ハギ」と呼ばれています。表面には「ハツリ」という、ノミなどの工具で整えた跡が見られます。職人芸がキラリと光る。江戸城大手門をまだくぐっていないのに、見どころはすでに始まっていた!
美しく魅せるためならば……
この景色こそ、「ザ・江戸城」という風情があり、雰囲気は抜群。少し角度を調整して、巽櫓と奥の桔梗門や富士見櫓が入るポジションを狙って撮影すると良し、と西股先生。