「“八重の桜”は宝物」綾瀬はるかさんの会津愛に感動『戊辰150周年記念式典&会津まつり』レポート
2018年10月1日 更新

「“八重の桜”は宝物」綾瀬はるかさんの会津愛に感動『戊辰150周年記念式典&会津まつり』レポート

2018年9月22日(土)~24日(月)に福島県会津若松市で開催された「戊辰150周年記念会津まつり」。メインイベントとなる23日の藩公行列には、NHK大河ドラマ「八重の桜」で主役・山本八重を演じた綾瀬はるかさんと、その子供時代を演じた鈴木梨央さんが登場。おふたりは前日に行われた「戊辰150周年記念式典」のトークショーにも参加。祭りの模様と共に、式典での貴重なお話しをレポートします。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

会津藩公行列・綾瀬はるかさんと鈴木梨央さん

会津藩公行列・綾瀬はるかさんと鈴木梨央さん

via 撮影:naoko
会津藩公行列には、今年で連続5回目の参加となる綾瀬はるかさん(右)と、今年初参加の鈴木梨央さん(左)。
共に2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』(脚本・山本むつみ)で、主人公・山本八重の大人になってからと子供時代を演じました。

幕末から明治にかけての歴史は、今まで勝者側、いわゆる薩長史観で語られることが多かったと思いますが、『八重の桜』は敗者となった旧幕府側の視点で描いたドラマとして大きな反響を呼び、2014年度には国際エミー賞テレビドラマ部門にノミネートされるなど、高く評価されています。綾瀬さんは東日本大震災後の福島県の復興にも多大な貢献をされており、会津にとっては色々な意味での大恩人といえます。

戊辰150周年記念 会津まつりで見つめ直す会津の歴史

会津藩公行列・帰陣式

会津藩公行列・帰陣式

via naoko
今から150年前の1868年。鳥羽伏見の戦いから端を発した戊辰戦争が始まり、その戦火は江戸城無血開城を経て東北地方へ、そして会津へと及びました。会津藩は大義の見えない変革の流れに最後まで抵抗を続け、会津城に1ヵ月立て籠もり敵の攻撃に耐えました。しかし9月22日に降伏、会津鶴ヶ城を開城したのです。
その後不遇の時を過ごした会津出身者ですが、山川健次郎、柴五郎、山川捨松、山本八重、山本覚馬など功績を残した人物も数多くいます。

辛い歴史を乗り越え、そこから這い上がり、世の中のために尽くす会津人のたくましさ。これが会津の誇りです。

「義に死すとも不義に生きず」先人を敬う記念式典

戊辰戦争150周年という節目の年を記念し、戊辰から明治にかけての苦難の時代に活躍した先人達へ、敬意と感謝の意を表するとともに、会津の歴史的意義を、市民や会津にゆかりのある方々と共に考えるために開かれた記念式典。

式典では、会津松平家奉賛会や、秋月悌次郎や中野竹子、山川健次郎といった会津ゆかりの人物たちの顕彰会が数多く表彰されました。こうして先人達を敬い、大切しているというところも会津の魅力です。
会津鶴ヶ城

会津鶴ヶ城

via 撮影:naoko

松平家14代当主による講演「それからの会津―開城以降の会津人の歩み」

式典では、市民から「殿」と呼ばれ、大変親しまれている会津松平家14代当主・松平保久(もりひさ)氏の基調講演も行われました。
会津藩第9代藩主・松平容保公

会津藩第9代藩主・松平容保公

保久氏は、幕末の会津藩主・松平容保(かたもり)公の曾孫にあたります。

綾瀬はるかさんと鈴木梨央さんを迎えてのトークショー

撮影:naoko (24512)

via 撮影:naoko
式典の最後を飾ったのが、綾瀬はるかさん、鈴木梨央さん、会津松平家14代当主・松平保久氏、会津会会長で、NHK「あさイチ」でもヤナギ―と呼ばれ親しまれた柳澤秀夫氏によるトークショー。

実は松平氏と柳澤氏は同い年で、NHKでの同僚で同期。プライベートでも大変親しくされているそうで息もピッタリ。おふたりの軽妙な語りとダブル八重さんの美しさに、会場は始終明るい雰囲気に包まれました。
司会進行をつとめる柳澤さんが「今日のお天気は綾瀬さんと鈴木さんが連れてきてくれました」と紹介すると、梨央ちゃんから「皆さんお元気だったなし。また会津に来ることが出来て、とても嬉しいなっし!」と元気なご挨拶が。『八重の桜』で八重の子供時代を演じた梨央ちゃんは、当時7歳。あれから5年後経ち今は中学2年生。身長も35センチ伸びたとか。
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