函館・五稜郭、松前城…土方歳三最期の地・北海道の足跡を辿る
2018年5月11日 更新

函館・五稜郭、松前城…土方歳三最期の地・北海道の足跡を辿る

『ゴールデンカムイ』『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚・北海道編ー』など、コミック界で盛り上がりをみせる幕末・明治維新期の北海道。ここは旧幕府軍と新政府軍が激突した戊辰戦争の終焉地であり、旧幕府軍として戦った土方歳三の最期の地でもあります。北海道に上陸してから最期まで、土方の足跡を辿ります。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

旧幕府軍の本拠地「五稜郭」(北海道函館市)

五稜郭タワー1階にある土方歳三像

五稜郭タワー1階にある土方歳三像

明治元年(1868)10月20日、土方歳三が属する旧幕府軍は蝦夷地(現・北海道)に上陸すると、まずは箱館(現・函館市)の五稜郭を占拠しました。
以降の約7カ月間、旧幕府軍と彼らが宣言した蝦夷共和国の本拠地となります。
五稜郭の特徴的な星型の全容は、五稜郭タワーの展望階から...

五稜郭の特徴的な星型の全容は、五稜郭タワーの展望階から眺めることができます。

元治元年(1864)にほぼ完成した五稜郭。
実は「五稜郭」という呼称は、近世ヨーロッパ式城郭の特徴である「稜堡」が5カ所に設置された五稜星形の通称で、当時の地名の「柳野」から「柳野城」という別称もありました。

敷地内にある箱館奉行所には、はじめは幕府直轄の箱館奉行が置かれていました。
大政奉還を受けて新政府の箱館裁判所へと引き渡され、その約半年後に旧幕府軍がやって来ます。
当時の建物を忠実に再現した箱館奉行所は、一見の価値あり...

当時の建物を忠実に再現した箱館奉行所は、一見の価値あり。中は資料館になっていて、幕末から明治期の北海道や箱館戦争の歴史を知ることができます。

via 写真提供:一般社団法人函館国際観光コンベンション協会

土方歳三が落城させた「松前城」(北海道松前郡)

五稜郭を占領した旧幕府軍は、隣接した松前藩に降伏を勧告します。
しかし、松前藩は勧告の使者を拒絶。これを受けて旧幕府軍は松前城へ侵攻しました。
総督の土方歳三は額兵隊などを率いて出陣。松前城は僅かな兵しか残っておらず、数時間で陥落します。
松前城

松前城

松前城の前身は、江戸初期に置かれた陣屋「福山館」です。初代松前藩主・松前慶広が築きました。
幕末の藩主・崇広の時代になると、諸外国に対する警備強化のため、幕府から築城を命じられます。

竣工したのは安政元年(1854)。最後に築かれた日本式城郭です。
国宝にも指定されていましたが、天守は昭和24年(1949)に焼失。昭和36年(1961)に再建され、現在は資料館として公開されています。

旧幕府軍の海の要だった軍艦を伝える「開陽丸記念館」(北海道檜山郡)

開陽丸

開陽丸

慶応3年〜明治元年(1867〜1868)頃の開陽丸。
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