日本警察の父・川路利良ゆかりの品とその軌跡【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち:第15回】
2018年7月27日 更新

日本警察の父・川路利良ゆかりの品とその軌跡【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち:第15回】

歴史タレント・小栗さくらが、幕末維新ゆかりの場所を旅する連載。第15回は、現在の警視総監にあたる初代大警視・川路利良ゆかりの地。川路ゆかりの品が多く展示されている東京の警察博物館を中心に、出生地・鹿児島にある銅像まで、その生涯を辿ります。

小栗さくら小栗さくら

その精神は現代へ

警察手眼

西南戦争における川路の本心は分かりませんが、それだけで川路を評価するのは酷というものです。

川路が部下に訓示した言葉を記したという「警察手眼」。これを読むと川路への印象もかなり変わるのではないでしょうか。この中の言葉には川路の警察職務への情熱と、己のすべてを賭けた精神が感じられますよ。
警察博物館に展示されている警察手眼。こちらは後に編纂さ...

警察博物館に展示されている警察手眼。こちらは後に編纂されたもの。

via 撮影:ユカリノ編集部

声なきに聞き、形なきに見る

警察手眼の中でも最も有名なのが「探索の道、微妙の地位至りては、声なきに聞き形無きにみるが如き、無声無形の際に感覚せざるを得ざる也」。
警察官は、声のない声に耳を傾けて、表面的・外面的なものにとらわれず、奥に隠された真実を感じ取る…といった内容です。

この「声なきに聞き、形なきに見る」という言葉は今も警察官の指針となっているほど!
鹿児島県警察本部 川路利良銅像の台座

鹿児島県警察本部 川路利良銅像の台座

via 提供:小栗さくら

川路が気になった方は警察博物館へ

警察博物館5階の川路大警視コーナー

警察博物館5階の川路大警視コーナー

via 撮影:ユカリノ編集部
初代大警視である川路の資料やゆかりの品は、やはり警察に関する場所に多く展示・保存されています。
川路の愛刀などがある警視庁の警察参考室は、2018年6月現在改修中のため見ることができませんが、警察博物館には制服や関連書状などが展示されていますよ。
警察博物館

警察博物館

5階には警察の歴史が紹介されていて、「川路大警視の軌跡」というコーナーがあります!
via 提供:小栗さくら
※記事内に掲載している警察博物館所蔵品の写真は、取材申請のうえ撮影したものです。通常は撮影禁止となっていますのでご注意ください。

出身地である鹿児島県警では、限定の焼酎「川路大警視」も販売

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小栗さくら

小栗さくら

中学生時代に司馬遼太郎氏の『燃えよ剣』を読んで以来、歴史に興味を持つ。 駒澤大学歴史学科卒業と同時に博物館学芸員資格を取得。 現在『歴史タレント』として、TVやCMに出演。また、イベント司会、講演会、コラム執筆と幅広く活躍中。 諏訪市公認キャラクター・諏訪姫の声優も務めている。 タレント活動と並行し「さくらゆき」というアーティスト名で歴史をテーマにした楽曲の発信、ライブ等を行っている『歴史系アーティスト』でもある。 公式

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