【6月16日は和菓子の日】江戸時代の菓子を再現!とらやの『嘉祥菓子7ヶ盛』
2018年6月12日 更新

【6月16日は和菓子の日】江戸時代の菓子を再現!とらやの『嘉祥菓子7ヶ盛』

6月16日は「和菓子の日」です。平安時代、厄除け・招福を願ってお菓子を食べる「嘉祥」という行事がルーツとなり、昭和 54 年(1979)に全国和菓子協会によって制定されました。老舗和菓子店の「とらや」では、現在でも毎年この日にちなんだ期間限定の和菓子が販売されています。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

6月16日が「和菓子の日」といわれる由来

「和菓子の日」の由来は諸説ありますが、平安時代、仁明天皇の代に疫病よけと健康招福を願って、菓子や餅を神前に供え『嘉祥』と改元した古例にちなむともいわれています。
6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えたといい、以来『嘉祥』は厄除招福を願うめでたい行事として受け継がれてきました。

慶長の頃には、豊臣秀吉も「嘉祥の祝」を恒例行事として行っていたことが記録に残っており、江戸幕府でも「嘉祥頂戴」といって、江戸城大広間に2万個を超える羊羹や饅頭などの菓子が並べられ、将軍から大名・旗本へ与えられたといわれています。
「千代田之御表 六月十六日嘉祥ノ図」(虎屋文庫蔵)

「千代田之御表 六月十六日嘉祥ノ図」(虎屋文庫蔵)

老舗和菓子屋のとらやには、宮中へ嘉祥用の菓子を納めた記録が残っています。
現在も6月16日「和菓子の日」の頃になると、その当時の菓子をもとにした『嘉祥菓子7ヶ盛』をつくっています。

江戸幕府の嘉祥菓子のひとつを再現した「嘉祥蒸羊羹」

「嘉祥蒸羊羹」

「嘉祥蒸羊羹」

via 株式会社 虎屋
また、江戸時代に嘉祥の行事で江戸城大広間に並べられた菓子の一つを再現し、夏負けの防止効果があるとされる黒砂糖を加えて作られた「嘉祥蒸羊羹」も人気です。

こちらも数量・期間限定販売なので、早めの購入がおすすめ。気になる方はお近くの「とらや」の店舗をチェックしてみてください。
販売期間 :2018 年 6 月 10 日(日)~6 月 16 日(土)
※一部取り扱いのない店舗もございます
価 格 :1 本 2,160 円(税込)

江戸時代、宮中に納めた嘉祥菓子をもとにした「嘉祥菓子7ヶ盛」

「嘉祥菓子7ヶ盛」

「嘉祥菓子7ヶ盛」

via 株式会社 虎屋
土器に盛った 7 種類の嘉祥菓子は、江戸時代末期、宮中に納めていたものを元につくられています。
こちらは予約受付が6月12日(火)まで、16日(土)の店頭販売は数量限定なので、気になる方はお見逃しなく!
予約承り期間:2018 年 6 月 1 日(金)~6 月 12 日(火)
お渡し日 :6 月 14 日(木)・15 日(金)・16 日(土)
店頭販売 :6 月 16 日(土)
販 売 店 :
【関東】
直営店、新宿伊勢丹、アトレ目黒 1、玉川髙島屋 S・C、横浜そごう

【近畿】
直営店、京都髙島屋、大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹

価 格 :3,240 円(税込)
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