行くなら今!?2018年、名古屋城に行くべき3つのタイミング
2018年4月17日 更新

行くなら今!?2018年、名古屋城に行くべき3つのタイミング

名古屋市のシンボル・名古屋城。再建が検討されている天守閣に入れるのは5月6日(日)まで!このゴールデンウィークが勝負です。また6月8日(金)には本丸御殿が完成予定。さらには、3月末にオープンした「金シャチ横丁」など、行くべき3つのタイミングを、イベント情報と合わせて、城マニアのいなもとかおりさんがお届けします。

いなもと かおりいなもと かおり

名古屋城の歴史と今

名古屋城天守閣

名古屋城天守閣

via 写真提供:いなもとかおり
特別史跡に指定されている名古屋城は、大阪城・熊本城と並び「日本三名城」のひとつに数えられています。天守の頂にのせた金のシャチホコは、名古屋を象徴するシンボルとしても有名ですね。

1616年頃に完成した名古屋城は、徳川家康が天下普請によって築かせた城で、当時の最高水準の築城技術を取り入れた巨城でした。その天守の大きさは、世界遺産にも登録されている姫路城をはるかに超えるものだったのです。
名古屋城 西南隅櫓と天守閣

名古屋城 西南隅櫓と天守閣

via 写真提供:いなもとかおり
残念ながら、太平洋戦争により天守や御殿などの建物が被災。1959年には、今見る天守閣が鉄筋コンクリート造で再建され、戦後復興の象徴となりました。
現在は、年間150万人以上が訪れる観光スポットとなり、城内では本丸御殿の復元工事や石垣の修復作業など史跡整備も行われています。

個性的な石垣も見どころ!

名古屋城 本丸南西の石垣に刻まれた刻印

名古屋城 本丸南西の石垣に刻まれた刻印

via 写真提供:いなもとかおり
名古屋城は、西国・北国の大名が石垣の普請を行いました。名古屋城の記録をまとめた『金城温古録』によると、20家の助役大名は担当するエリアが分担されており、「刻印(こくいん)」と呼ばれるマークを刻んで石を識別していたのです。

石垣を観察していると、個性的であることにも気がつきます。刻印はもちろんのこと、石を割った時の痕跡や、表面に施された石の化粧、さらには積み方など千差万別です。助役大名の分担ごとに石垣を散策する楽しみ方もアリですよ!
名古屋城「清正石」

名古屋城「清正石」

via 写真提供:いなもとかおり
石垣普請の担当区分を確認するとこんな真実もわかります。
本丸・搦手枡形にある城内一の巨石「清正石」は、築城名手・加藤清正によって積み上げられたといわれていました。しかし、丁場割によると、搦手枡形の担当エリアは黒田長政!清正石ではなく、言うなれば「長政石」だったのです。

名古屋城には、外観復元された天守閣のほか現存する三つの隅櫓などもありますが、石垣も城の一部!城を構成する一つ一つのピースを、丹念に観察してみてください。

そんな名古屋城は2018年がアツイ!訪城日を考える上で、抑えておきたい3つのタイミングがあるのです。

①名古屋城の天守閣は5月6日(日)がラスト

名古屋城天守閣

名古屋城天守閣

via いなもとかおり
当たり前のようにある存在だった名古屋城天守閣ですが、実は取り壊す予定があります。再建から約60年が経過し、耐久性の心配や老朽化が進み、木造による天守再建が検討されました。

そのため、天守台の調査や工事が開始され、5月7日(月)から入場が禁止に。鉄筋コンクリート造の天守閣に入れるのも、残りわずかとなりました!このゴールデンウィークが勝負です。

ちなみに木造天守の竣工は2022年12月を予定。とは言いつつも、名古屋城の敷地の中は変わらず入場することができますので、着々と形になっていく天守を眺める貴重なチャンスをお見逃しなく!

②いよいよ本丸御殿が6月8日(金)に完成!

名古屋城 本丸御殿

名古屋城 本丸御殿

via いなもとかおり
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いなもと かおり

いなもと かおり

29歳になる城マニア。國學院大學文学部史学科古代史専攻卒。
19歳の時に、会津若松城に一目惚れしてから城の虜となる。訪城数は400ほど。国内旅行業務取扱管理者、日本城郭検定準1級、温泉ソムリエ、夜景鑑賞士2級の資格をもつ。メディア出演は、日本テレビ『ズームイン!!サタデー』、フジテレビ『おっかけのおっかけ』、BS日テレ『中川翔子のマニア☆まにある』など。 公式

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