やっぱり猫が好き!?武将ゆかりの猫寺&猫神社
2018年8月8日 更新

やっぱり猫が好き!?武将ゆかりの猫寺&猫神社

食物や養蚕業をネズミから守るため、古くから猫と共存してきた日本。全国には猫稲荷や猫仏、猫地蔵などが多くあり、その中には武将にまつわるものもあるんです。猫好きはもちろん、歴史ファンなら訪れたい、武将にゆかりのある猫寺&猫神社をご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

井伊家の菩提寺・豪徳寺(東京都世田谷区)

豪徳寺に奉納された「招福猫児」

豪徳寺に奉納された「招福猫児」

徳川家に仕え、譜代大名の筆頭となった井伊家の菩提寺である豪徳寺。その招福殿に祀られている白猫は「招福猫児」(まねぎねこ)といわれています。
井伊直孝

井伊直孝

彦根藩2代藩主の直孝は、井伊直政の次男で「井伊の赤牛」と呼ばれていたとか。
豪徳寺の言い伝えによると、それは彦根藩2代藩主・井伊直孝が鷹狩りに出たときのこと。小さな寺の前を通りかかると、手招きする猫がおり、直孝がその寺に入ると、しばらくして豪雨が襲ったのだとか。濡れずに済んだ直孝は寺に寄進、改築して井伊家の菩提寺にし、自らの法名にちなんで豪徳寺としたそうです。
さらに寺では、猫の手招きが隆盛のきっかけになったことから「福を招き縁起がいい」として祀るようになったといいます。
招福殿の横にある「招福猫奉納所」

招福殿の横にある「招福猫奉納所」

奉納するすき間を探すのが大変なほど招福猫児がたくさんいます。
豪徳寺では願をかける時、また願が成就した時に、白猫を奉納します。そのためこのようにぎっしりと白猫が並んでいるのです。よく見かける招き猫とは異なり小判を持っていませんが、直孝と白猫の伝説を思うと当然かも知れませんね。

招き猫の発祥ともいわれ、さらにはあの「ひこにゃん」のモデルでもある「招福猫児」。井伊家藩主のお墓参りも兼ねて、ぜひ奉納してみてください。
豪徳寺 招福殿

豪徳寺 招福殿

井伊直弼ら井伊家藩主の墓もあります。

太田道灌を救った猫が祀られた自性院(東京都新宿区)

自性院の招き猫の像

自性院の招き猫の像

新青梅街道沿いの門の付近に鎮座する像。なかなか渋いお顔…。
via 撮影:ユカリノ編集部
東京都新宿区西落合にある自性院は、江戸城築城で知られる太田道灌にゆかりがある寺です。
道灌が江古田・沼袋原の合戦で道に迷ったとき、一匹の黒猫が道灌を寺に案内して危機を救ったとか。その後、見事に勝利をおさめた道灌は猫に感謝し、猫の死後に猫地蔵を作って奉納したといわれています。
太田道灌

太田道灌

鎌倉公方に仕えていた関東管領・扇谷上杉家の家宰。武将としてはもちろん、学者としても一流だったといわれています。
江戸時代にも別の猫地蔵が奉納され、この2体の猫の地蔵があることから自性院は「猫寺」とも呼ばれています。
猫地蔵は毎年2月3日の節分の日にだけ開帳され、多くの人でにぎわいます。チャンスは1日だけですが、道灌が奉納したという地蔵が気になる方はぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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