【将門首塚、四谷怪談、番長皿屋敷……】江戸のミステリースポットで肝だめし⁉︎
2017年8月28日 更新

【将門首塚、四谷怪談、番長皿屋敷……】江戸のミステリースポットで肝だめし⁉︎

夏といえば聞きたくなるコワイ話。東京には古くは平将門の首塚や、『四谷怪談』『番長皿屋敷』など、江戸時代の有名な怪談のゆかりの地が残されています。怪談、首塚、幽霊から妖怪まで、今回は東京のミステリースポットをご紹介。まだまだ暑い日が続く中、都会の真ん中でひんやり、肝だめし体験しちゃいましょう!

みのうち社みのうち社

四谷怪談(東京都新宿区)

東海道四谷怪談 「神谷伊右エ門 於岩のばうこん」(歌川国芳)

東海道四谷怪談 「神谷伊右エ門 於岩のばうこん」(歌川国芳)

via https://ja.wikipedia.org/wiki/
歌舞伎の『東海道四谷怪談』で有名なお岩さん。夫である伊右衛門に殺された妻のお岩が幽霊となり復讐を果たす物語は、これまで何度も映像化され、夏の風物詩にもなっています。

そんなお岩さんをおまつりする神社とお寺が新宿区四谷にあります。

於岩稲荷田宮神社

みのうち社 (6235)

via みのうち社
於岩稲荷田宮神社はお岩さんの生家跡にある神社です。宮司は代々、お岩さんのご子孫である田宮家の方が務めていらっしゃいます。

お岩さんは御先手組同心、田宮又左衛門の娘。本来のお岩さんは貞淑な妻で、婿養子の伊右衛門とは仲が良かったそう。決して裕福ではない生活の中、お岩さんが屋敷の敷地内にお稲荷さんを勧請し、それを信仰したことにより生活が上向いたようです。

当時はそれにあやかろうと参拝客が絶えなかったとのこと。それから約200年が経ち、まだ江戸の町で人気の高かったお岩さんにあやかって、歌舞伎作者の鶴屋南北が田宮家をベースに創作したものが『東海道四谷怪談』です。

現在でも『東海道四谷怪談』で演じる役者さんたちは上演前にこの神社を参拝し、舞台の安全と成功を祈念されます。
みのうち社 (6237)

via みのうち社
於岩稲荷田宮神社でいただけるお言葉(お守り)と神社の由来について書かれたコピー。お言葉はいろいろな種類があり、その時の気持ちで選ぶことができます。

於岩稲荷陽運寺

みのうち社 (6240)

via みのうち社
先にご紹介した於岩稲荷田宮神社のほぼお向かいにある、お岩さんをお祀りするお寺です。境内にお岩さんゆかりの祠があったと伝えられており、それがこのお寺の起源とのこと。
お岩さま所縁の井戸

お岩さま所縁の井戸

via みのうち社
境内にある「お岩さま所縁の井戸」です。こちらも田宮家の敷地内だったそうで、まさにお岩さんが使ったかもしれない井戸ですね。

今回は閉まっていたので気がつきませんでしたが、本堂にはお岩さんの立像がお祀りされているそうですよ。

お岩水かけ観音

みのうち社 (6245)

via みのうち社
55 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

みのうち社

みのうち社

歴史好きなイラストレーター&ライター、デザイナー、編集者の3人組。 武将の城や偉人の史跡、神社仏閣、美術など、身近にあるものでも最大限に楽しめる「歴史エコ」な情報を発信していきたいと思います。 今後は、各種イベントや本の企画など、歴史にまつわる仕事をしていく予定です。よろしくお願いします! 公式

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【本当は優しかった?】「平将門の乱」と平将門ゆかりの地

【本当は優しかった?】「平将門の乱」と平将門ゆかりの地

怨霊伝説で有名な平将門。実は日本史上に大きな業績を残しています。平安時代に武士団の脅威を朝廷に知らしめて貴族の社会から武士の社会へと移行するきっかけを作り、戦国時代には当たり前の騎馬戦の始まりも将門軍だったといいます。また怨霊のイメージとはうらはらに、とても優しい人物だったようです。将門の業績と怨霊化の要因となった「平将門の乱」と、加護のパワーを持つとされる将門ゆかりの地をご案内いたしましょう。
2018年NHK時代劇で話題!『解体新書』杉田玄白ゆかりの地

2018年NHK時代劇で話題!『解体新書』杉田玄白ゆかりの地

2018年に放送されるNHK正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」。三谷幸喜さんの脚本とあって、期待が高まっている人も多いのでは?今回は主人公のひとりで、享保18年(1733)9月13日に生まれた杉田玄白の生涯とゆかりの地を紹介します。『解体新書』はどのように生まれたのか?前野良沢や平賀源内との関係とは?放送前にチェック!
干支にちなんだ犬作品に釘付け!歴史好きモデル・加治まやが東京国立博物館に初もうで

干支にちなんだ犬作品に釘付け!歴史好きモデル・加治まやが東京国立博物館に初もうで

ただいま東京国立博物館にて、お正月の恒例企画「博物館に初もうで」が2018年1月28日(日)まで開催されています。戌(いぬ)年の今年は、干支にちなんで犬にまつわる作品を集めた特集展示「博物館に初もうで 犬と迎える新年」に、国宝など貴重な作品が見られる新春特別公開も展開。日本の美術や歴史が大好きなモデル・加治まやさんが、展覧会の見どころをご紹介します。
意外な場所に○○が!?創設者・福沢諭吉の軌跡が残る慶応義塾大学三田キャンパス

意外な場所に○○が!?創設者・福沢諭吉の軌跡が残る慶応義塾大学三田キャンパス

慶應義塾大学創設者であり、『学問のすゝめ』の著者で知られる福沢諭吉。1万円札の肖像でもおなじみですね。東京都港区にある慶應義塾大学の三田キャンパス内やその周辺には、諭吉ゆかりの地が多数あります。受験シーズンも近い今、キャンパス見学も兼ねて、探索してみませんか?
【明治を代表する洋館建築】三菱財閥3代目・岩崎久弥と旧岩崎邸庭園

【明治を代表する洋館建築】三菱財閥3代目・岩崎久弥と旧岩崎邸庭園

岩崎弥太郎の長男で三菱第3代社長の久弥の本邸として造られた旧岩崎邸庭園(東京都台東区)。特に洋館は、鹿鳴館の建築家として知られるジョサイア・コンドルの設計で、様々な様式が織り交ぜられた繊細なデザインが特徴です。また、併置された和館との巧みなバランスや別棟のビリヤード室など、見どころ満載。そんな明治を代表する貴重な建築・旧岩崎邸庭園の見どころをご紹介します!
徳川家康の生涯とゆかりの地まとめ

徳川家康の生涯とゆかりの地まとめ

江戸幕府の初代征夷大将軍・徳川家康。信長、秀吉とともに三英傑の一人とされ、日本人なら知らない人はいないのではないでしょうか。近年、大河ドラマでの人気も相まって、イメージも変わりつつある家康。この機会に、改めてその偉大過ぎる軌跡をたどってみてはいかがでしょうか。
【 忠臣蔵・赤穂浪士四十七士】港区・泉岳寺に48人の墓がある理由

【 忠臣蔵・赤穂浪士四十七士】港区・泉岳寺に48人の墓がある理由

元禄15年12月14日(1703年1月30日)、主君・浅野内匠頭の仇討ちに、大石内蔵助が率いる赤穂浪士47名は、吉良上野介の屋敷に討ち入りを行いました。この事件を題材に作られた演目「仮名手本忠臣蔵」は、江戸時代中期から現在に到るまで、舞台にドラマ、映画となり、人気を博しています。今回は、歴史をテーマにした街歩きガイドを務める岡田英之さんが、赤穂浪士たちが預けられた地と、彼らが眠る泉岳寺の墓の謎について紹介します。
あの歴史上の偉人も!松坂屋の歴史がわかる企画展が松坂屋名古屋店で開催

あの歴史上の偉人も!松坂屋の歴史がわかる企画展が松坂屋名古屋店で開催

「上野フロンティアタワー」として新たに生まれ変わった松坂屋上野店。その安永元年(1772年)の様子が描かれた浮世絵『安永元年 上野店店内見取り図』を読み解く企画展が、平成29年11月25日(土)~平成30年2月20日(火)松坂屋名古屋店にて開催されます。皆さんもご存知の松坂屋ですが、実はあの有名な歴史上の人物たちも意外なゆかりがあるのをご存じでしょうか。
【 鷹見泉石、足利成氏、源頼政…】ご当地キャラ「こがにゃんこ」とめぐる古河のヒーローゆかりの地

【 鷹見泉石、足利成氏、源頼政…】ご当地キャラ「こがにゃんこ」とめぐる古河のヒーローゆかりの地

戦国時代は古河公方の本拠地として、江戸時代は古河藩としてそして日光街道の宿場町・古河宿として栄えた茨城県古河市。幕末の蘭学者・鷹見泉石、鵺退治の源頼政、古河公方の足利成氏など、古河にゆかりのある人物がネコになった!?古河市非公認ご当地キャラ「こがにゃんこ」の作者・小太刀御禄が、こがにゃんこと共に、そのモデルになった古河のヒーローたちのゆかりの地をご案内します。
【徳川家康最大の悲劇!?】「信康事件」と信康ゆかりの地

【徳川家康最大の悲劇!?】「信康事件」と信康ゆかりの地

天正7年(1579)8月、織田信長の命令のもと、家康が嫡男・信康を切腹させたといわれる「信康事件」。さまざまな説が唱えられる中、最近では、徳川家臣団の分裂を避けるため、家康がやむを得ず下した決断だったともいわれています。今回は、この痛ましい事件の主人公・信康に焦点をあて、短い人生の軌跡を辿りながら、ゆかりの地をご紹介します