将門首塚、四谷怪談、番長皿屋敷…江戸のミステリースポットで肝だめし⁉︎
2018年7月25日 更新

将門首塚、四谷怪談、番長皿屋敷…江戸のミステリースポットで肝だめし⁉︎

夏といえば聞きたくなるコワイ話。東京には古くは平将門の首塚や、『四谷怪談』『番長皿屋敷』など、江戸時代の有名な怪談のゆかりの地が残されています。怪談、首塚、幽霊から妖怪まで、今回は東京のミステリースポットをご紹介。まだまだ暑い日が続く中、都会の真ん中でひんやり、肝だめし体験しちゃいましょう!

みのうち社みのうち社

四谷怪談(東京都新宿区)

東海道四谷怪談 「神谷伊右エ門 於岩のばうこん」(歌川国芳)

東海道四谷怪談 「神谷伊右エ門 於岩のばうこん」(歌川国芳)

via https://ja.wikipedia.org/wiki/
歌舞伎の『東海道四谷怪談』で有名なお岩さん。夫である伊右衛門に殺された妻のお岩が幽霊となり復讐を果たす物語は、これまで何度も映像化され、夏の風物詩にもなっています。

そんなお岩さんをおまつりする神社とお寺が新宿区四谷にあります。

於岩稲荷田宮神社

みのうち社 (6235)

via みのうち社
於岩稲荷田宮神社はお岩さんの生家跡にある神社です。宮司は代々、お岩さんのご子孫である田宮家の方が務めていらっしゃいます。

お岩さんは御先手組同心、田宮又左衛門の娘。本来のお岩さんは貞淑な妻で、婿養子の伊右衛門とは仲が良かったそう。決して裕福ではない生活の中、お岩さんが屋敷の敷地内にお稲荷さんを勧請し、それを信仰したことにより生活が上向いたようです。

当時はそれにあやかろうと参拝客が絶えなかったとのこと。それから約200年が経ち、まだ江戸の町で人気の高かったお岩さんにあやかって、歌舞伎作者の鶴屋南北が田宮家をベースに創作したものが『東海道四谷怪談』です。

現在でも『東海道四谷怪談』で演じる役者さんたちは上演前にこの神社を参拝し、舞台の安全と成功を祈念されます。
みのうち社 (6237)

via みのうち社
於岩稲荷田宮神社でいただけるお言葉(お守り)と神社の由来について書かれたコピー。お言葉はいろいろな種類があり、その時の気持ちで選ぶことができます。

於岩稲荷陽運寺

みのうち社 (6240)

via みのうち社
先にご紹介した於岩稲荷田宮神社のほぼお向かいにある、お岩さんをお祀りするお寺です。境内にお岩さんゆかりの祠があったと伝えられており、それがこのお寺の起源とのこと。
お岩さま所縁の井戸

お岩さま所縁の井戸

via みのうち社
境内にある「お岩さま所縁の井戸」です。こちらも田宮家の敷地内だったそうで、まさにお岩さんが使ったかもしれない井戸ですね。

今回は閉まっていたので気がつきませんでしたが、本堂にはお岩さんの立像がお祀りされているそうですよ。

お岩水かけ観音

みのうち社 (6245)

via みのうち社
55 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

みのうち社

みのうち社

歴史好きなイラストレーター&ライター、デザイナー、編集者の3人組。 武将の城や偉人の史跡、神社仏閣、美術など、身近にあるものでも最大限に楽しめる「歴史エコ」な情報を発信していきたいと思います。 今後は、各種イベントや本の企画など、歴史にまつわる仕事をしていく予定です。よろしくお願いします! 公式

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【今も息づく「吉原遊郭」の光と闇】当時の街の形が引き継がれた現代の吉原を歩く

【今も息づく「吉原遊郭」の光と闇】当時の街の形が引き継がれた現代の吉原を歩く

江戸文化の象徴の一つであり、屈指の賑わいを誇った吉原。浅草の北、吉原のあった地域は、当時の道や区画が、ほぼ現代に引き継がれているのが特徴です。歴史をテーマにした街歩きガイドを務める岡田英之さんが、吉原の光と闇と共に、ゆかりの地をご案内します。
【本当は優しかった?】「平将門の乱」と平将門ゆかりの地

【本当は優しかった?】「平将門の乱」と平将門ゆかりの地

怨霊伝説で有名な平将門。実は日本史上に大きな業績を残しています。平安時代に武士団の脅威を朝廷に知らしめて貴族の社会から武士の社会へと移行するきっかけを作り、戦国時代には当たり前の騎馬戦の始まりも将門軍だったといいます。また怨霊のイメージとはうらはらに、とても優しい人物だったようです。将門の業績と怨霊化の要因となった「平将門の乱」と、加護のパワーを持つとされる将門ゆかりの地をご案内いたしましょう。
2018年NHK時代劇で話題!『解体新書』杉田玄白ゆかりの地

2018年NHK時代劇で話題!『解体新書』杉田玄白ゆかりの地

2018年に放送されるNHK正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」。三谷幸喜さんの脚本とあって、期待が高まっている人も多いのでは?今回は主人公のひとりで、享保18年(1733)9月13日に生まれた杉田玄白の生涯とゆかりの地を紹介します。『解体新書』はどのように生まれたのか?前野良沢や平賀源内との関係とは?放送前にチェック!
目黒は江戸の人気観光地!浮世絵にも残る当時の面影【古地図と巡る江戸街並み探訪:第2回】

目黒は江戸の人気観光地!浮世絵にも残る当時の面影【古地図と巡る江戸街並み探訪:第2回】

桜の季節には目黒川沿いが美しく彩られ、高級住宅街が広がり、おしゃれな店舗も並び立つ街、目黒。この街は、江戸時代はどのような姿であったのでしょうか。JR目黒駅界隈から東急東横線中目黒駅界隈までを、江戸時代の古地図とともに、この街の歴史を探ってみたいと思います。きっと意外な発見があることでしょう。
清少納言も徳川将軍も!いつの時代も夏はやっぱりかき氷

清少納言も徳川将軍も!いつの時代も夏はやっぱりかき氷

7月25日は「夏氷」という語呂合わせから「かき氷の日」とされています。暑い夏を乗り切るため、涼を求めて食べるかき氷。甘いシロップがかかった冷たい氷を一口食べるだけで涼しさを感じますね。平安時代から食べられていたというその歴史や、当時の食べ方などをご紹介します。
平安時代のイケメン・在原業平、ゆかりの地が多いのはモテ男だからこそ?

平安時代のイケメン・在原業平、ゆかりの地が多いのはモテ男だからこそ?

日本の歴史上の人物のなかで“イケメン”といえば、みなさんは誰を思い浮かべるでしょうか。写真が残る人物としては、新選組の「鬼の副長」こと土方歳三、15代将軍・徳川慶喜などの人気が高いようですが、平安時代を代表する美男子といえば、歌人として有名な在原業平。日本各地にゆかりの地が残る業平、その理由とは?
江戸時代、銀座は庶民の街だった!?【古地図と巡る江戸街並み探訪:第1回】

江戸時代、銀座は庶民の街だった!?【古地図と巡る江戸街並み探訪:第1回】

現在、世界中の高級店や老舗が立ち並ぶ、押しも押されもせぬ繁華街として栄える銀座、東京の象徴の一つにもなっている為か、最近は外国人観光客もかなり増えてきました。そんな街を、江戸時代からの姿を古地図から見ていくと、意外な発見が現われます。今回は、そんな銀座の歴史と魅力をご紹介していきたいと思います。
【平清盛生誕900年】怨霊!天狗!魑魅魍魎の世界が広がる「平家物語―妖しくも美しき―」展

【平清盛生誕900年】怨霊!天狗!魑魅魍魎の世界が広がる「平家物語―妖しくも美しき―」展

平家一門の栄枯盛衰を描いた『平家物語』。平清盛生誕900年を迎えるこの夏、国立公文書館では7月21日~9月1日まで企画展「平家物語―妖しくも美しき―」を開催。天狗・怨霊・物怪など、武士たちの物語の背後にある妖しくも美しい世界とは?一足先にその見どころをご紹介します。
江戸の町にタイムトリップ!?深川江戸資料館【加治まやの美術館 de 江戸巡り:第5回】

江戸の町にタイムトリップ!?深川江戸資料館【加治まやの美術館 de 江戸巡り:第5回】

日本の美術や歴史が大好きなモデル・加治まやさんが、美術館を巡り江戸の文化を紹介する連載。今回は深川江戸資料館です。江戸時代末期の町並みを実物大で再現、細部までこだわった展示室は、まるで当時にタイムトリップしたかのよう。初めての人はもちろん、再度訪れたくなる資料館のディープな魅力をご案内します。
天下の名器・国宝「曜変天目」が公開中!静嘉堂文庫美術館【加治まやの美術館 de 江戸巡り:第4回】

天下の名器・国宝「曜変天目」が公開中!静嘉堂文庫美術館【加治まやの美術館 de 江戸巡り:第4回】

日本の美術や歴史が大好きなモデル・加治まやさんが、美術館を巡り江戸の文化を紹介する連載。今回は三菱財閥の2代目・岩﨑彌之助とその息子・小彌太の集めた美術品を所蔵する静嘉堂文庫美術館です。江戸をはじめとする日本や東洋の貴重な美術品のなかでも国宝「曜変天目」の所蔵で知られる美術館の魅力をお届けします。