天下の名器・国宝「曜変天目」が公開中!静嘉堂文庫美術館【加治まやの美術館 de 江戸巡り:第4回】
2018年6月7日 更新

天下の名器・国宝「曜変天目」が公開中!静嘉堂文庫美術館【加治まやの美術館 de 江戸巡り:第4回】

日本の美術や歴史が大好きなモデル・加治まやさんが、美術館を巡り江戸の文化を紹介する連載。今回は三菱財閥の2代目・岩﨑彌之助とその息子・小彌太の集めた美術品を所蔵する静嘉堂文庫美術館です。江戸をはじめとする日本や東洋の貴重な美術品のなかでも国宝「曜変天目」の所蔵で知られる美術館の魅力をお届けします。

加治まや加治まや

正門から美術館までの自然に囲まれた坂道。歩くだけで癒さ...

正門から美術館までの自然に囲まれた坂道。歩くだけで癒されます。

via 撮影:ユカリノ編集部

岩﨑彌之助&小彌太の収集から始まった静嘉堂文庫

静嘉堂文庫

静嘉堂文庫

大正13年(1924)に建てられた静嘉堂文庫。緑に囲まれひっそりと佇む姿がより一層歴史を感じさせてくれます。
via 撮影:ユカリノ編集部
現在の世田谷区岡本の地における静嘉堂文庫の歴史は明治43年(1910)。
三菱財閥2代目社長でもある岩﨑彌之助の三回忌に建てられた彼の霊廟に始まります。

岩崎というと、三菱の創設者で坂本龍馬などとも交流のあった岩崎彌太郎がよく知られていますが、彼が築いた三菱の地位を確固たるものにしたのは実は弟の彌之助だったともいわれています。

そんな彼が息子の小彌太とともに熱心だったのが日本と東洋の美術品蒐集。それらの収集品が収められているのがこの静嘉堂なのです。
コレクションは古典籍20万冊、古美術品は6500件にも及び、その中にはなんと国宝7点、重要文化財84件も含まれているんですよ!
岩﨑彌之助(左)と小彌太(右)

岩﨑彌之助(左)と小彌太(右)

館内には胸像があります。
via 撮影:ユカリノ編集部

静嘉堂文庫100周年に美術館が開館

静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫美術館

via 撮影:ユカリノ編集部
静嘉堂文庫美術館は、静嘉堂文庫100周年を記念して平成4年(1992)に開館しました。
常設展はなく、年4回ほどの企画展が催されており、その企画テーマに合わせた所蔵品が公開されています。
普段は敷居が高く思える古美術も、テーマに沿って観ることで新しい楽しみ方が見えてくるかもしれませんね。
館長・河野元昭さん

館長・河野元昭さん

河野館長が書かれているブログ「饒舌館長」には多分野にわたる美術話が面白く書かれているのでぜひチェックしてみてくださいね。
http://jozetsukancho.blogspot.com

via 撮影:ユカリノ編集部
今回は、静嘉堂文庫美術館の館長・河野元昭さんとお話しさせていただきました。
お話しているうちに、私の大学での先生が河野さんの教え子だったことが判明してビックリ!
昔に比べて多くの人が日本美術に触れる機会が増えていると聞いて、日本美術史専攻だった私もなんだか嬉しくなってしまいました。

国宝「曜変天目」を拝見

国宝「曜変天目(稲葉天目)」静嘉堂文庫美術館蔵

国宝「曜変天目(稲葉天目)」静嘉堂文庫美術館蔵

via 写真提供:静嘉堂文庫美術館
そんな中、現在開催中の企画展「酒器の美に酔う」では、世界で3点しか現存しないという話題の国宝「曜変天目」が公開されています。

「曜変天目」とは南宋時代の中国で作られた星のような文様が虹色に輝くお茶碗のこと。どのようにしてこの模様を出すのか、現在でも解明されていない不思議な一品です。

今まで器鑑賞に関しては敷居が高く、どこを見ればいいのかよくわからなかったのですが、曜変天目を目の前にするとそんな感覚が嘘のようになくなっていました。
鑑賞する角度を変えるたびに違って見える器は、まるでふんだんに宝石を使った宝飾品を見ているようで、ドキドキしました。
撮影:ユカリノ編集部 (20368)

via 撮影:ユカリノ編集部

「曜変天目(稲葉天目)」にまつわる徳川家光と春日局の逸話

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加治まや

加治まや

1988年10月14日生まれ、日本×バングラデシュのハーフ。 江戸文化歴史検定2級を持ち、全国の神社仏閣を巡り御朱印採集、大政奉還150周年記念の幕末維新スタンプラリー(全国版)も全制覇するほどの歴史好きモデル。 明治学院大学では美術史を専攻、日本を含む東洋美術を学ぶ。好きな仏像は興福寺の阿修羅像。最近では歴史の知識を活かし、「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」(テレビ朝日系)など、クイズバラエティ番組に出演。 公式

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