【相撲だけじゃない】すみだ北斎美術館と江戸東京博物館のある両国でアートめぐり
2017年8月23日 更新

【相撲だけじゃない】すみだ北斎美術館と江戸東京博物館のある両国でアートめぐり

東京でアートめぐりをするなら、上野、青山、六本木が定番ですが、新たに注目されているのが両国です。昨年11月にオープンしたすみだ北斎美術館に、歴史好きにはおなじみの東京都江戸東京博物館、来年1月には刀剣博物館が移転など、かなりの盛り上がりを見せています。今回はイベントを中心に、両国の新たな魅力を紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

北斎のすべてがつまった!すみだ北斎美術館(東京都墨田区)

すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館

住宅街の中でひときわ目立つスタイリッシュな外観は、世界的に有名な建築家、 妹島和世の設計によるもの。
via ©️Forward Stroke
2016年11月に葛飾北斎の出生地にほど近い両国駅のそばにオープンした、すみだ北斎美術館。いまや世界中が注目する絵師の美術館の誕生は、相撲人気もあいまって両国を活気づけています。

所蔵品は、北斎研究家のピーター・モース氏と浮世絵研究者の楢崎宗重氏のコレクションを中心にした約1800点。天才とも画狂とも言われた北斎の生涯が、作品と共に多角的な展示方法によって楽しめるのが魅力です。

※葛飾北斎の「葛」は、「ヒ」ではなく「人」になります。

閉館後に何が⁉︎ 夜のすみだ北斎美術館『百物語』

すみだ北斎美術館の内観

すみだ北斎美術館の内観

via ©️Forward Stroke
8月24日(木)から26日(土)の3日間、オープン以来初めて閉館後の美術館を利用した、ちょっと怖くて楽しいイベント『百物語』が開催されます。

ナビゲーターは、すみだ北斎美術館公認で日本初の学芸“人”のコンビ「葛飾ふとめ・ぎょろめ」。 ふたりが唄う、北斎名前唄「北斎卍ラプソディ」の動画を美術館で再生すると不思議な現象が起こるということから、異変の原因を探るため、閉館後の美術館へ潜入するのですが・・・。

常設展ではなんと、門外不出だった本物の浮世絵1枚がこの3日間の夜だけ公開されます。他にも思いがけないことが起こるかも!?  さらに希望者には浮世絵VRのデモも体験できます。

美術に詳しくなくても、楽しみながら葛飾北斎を知り、浮世絵の面白さに気づける新しいイベント。気になった人はぜひ参加してみよう。
学芸“人”のコンビ「葛飾ふとめ・ぎょろめ」

学芸“人”のコンビ「葛飾ふとめ・ぎょろめ」

via 写真提供:すみだ北斎美術館
閉館後の美術館に何かが起こる!? 夜のすみだ北斎美術館『百物語』
開催日:2017年 8月24日(木)・25日(金)・26日(土)
集合場所:すみだ北斎美術館 MARUGEN100(講座室)
集合時間:午後6時30分
参加費:お一人様1000円(大人・小人同額・常設展入場含む)
店員:各回50名
開催場所:すみだ北斎美術館

120畳大の大ダルマを描いた?「パフォーマー北斎」の魅力を紹介

写真提供:すみだ北斎美術館 (6156)

via 写真提供:すみだ北斎美術館
9月9日(土)からは、「大ダルマ制作200年記念 パフォーマー☆北斎 江戸と名古屋を駆ける」が始まります。
今から200年前の文化14年(1817)、葛飾北斎は名古屋城下の活気を利用しつつ、自身の『北斎漫画』の宣伝のため、120畳大の大ダルマを描くパフォーマンスをしたといわれます。また、名古屋に先駆けて江戸でも、ダルマや馬などの大きな絵から、米粒に雀2羽の極小画までを制作したことなども伝えられています。

江戸と名古屋両都市の賑わいに一役買った、パフォーマーとしての北斎の活動を、『北斎漫画』全編などから紹介。北斎の新たな一面に触れる、貴重な機会となりそうです。
「大ダルマ制作200年記念 パフォーマー☆北斎 江戸と名古屋を駆ける」
開催日:【前期】2017年9月9日 (土) ~10月1日 (日)
    【後期】2017年10月3日(火)〜10月22日(日)※各期で一部展示替えあり
開館時間:午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
休館日:月曜日 ※但し、9月18日・10月9日(月・祝)は開館、9月19日・10月10日(火)は休館
開催場所:すみだ北斎美術館

江戸にタイムスリップ!東京都江戸東京博物館(東京都墨田区)

東京都江戸東京博物館

東京都江戸東京博物館

江戸城とほぼ同じ高さという建物。
via 写真提供:東京都江戸東京博物館
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