古田織部は千利休の弟子として頭角を現わし、利休亡き後は豊臣秀吉の筆頭茶頭となり「天下一の茶人」と称されました。一方で、本名は古田重然(しげなり)といい、武将として各地を転戦した記録も残っています。
2代将軍・徳川秀忠の茶の湯の指南人にもなりますが、慶長20(1615)年の大坂夏の陣の際に、豊臣方への内通を疑われ切腹となります。切腹を命じられた原因のひとつに、織部の反骨精神があったとされていますが、その精神は「織部好み」として茶道具の製作や建築、作庭などに多大な影響を及ぼしました。
2代将軍・徳川秀忠の茶の湯の指南人にもなりますが、慶長20(1615)年の大坂夏の陣の際に、豊臣方への内通を疑われ切腹となります。切腹を命じられた原因のひとつに、織部の反骨精神があったとされていますが、その精神は「織部好み」として茶道具の製作や建築、作庭などに多大な影響を及ぼしました。
via ja.wikipedia.org
織部を知るなら「道の駅 織部の里もとす」
古田織部の生誕地である、岐阜県本巣市山口にある道の駅。敷地内にある織部展示館は、古田織部の紹介、織部焼の展示、また織部好みと呼ばれる茶室や茶道の紹介など、織部のすべてが詰まった展示館です。
入場無料で、駅も複数あり交通の便も良好。織部を知る入り口としてはもってこいの場所です。年末年始と毎週水曜日はお休みなので、お出かけの際はご注意を。
ちなみに道の駅には織部駅(樽見鉄道)が隣接していますよ。
入場無料で、駅も複数あり交通の便も良好。織部を知る入り口としてはもってこいの場所です。年末年始と毎週水曜日はお休みなので、お出かけの際はご注意を。
ちなみに道の駅には織部駅(樽見鉄道)が隣接していますよ。
via www.photo-ac.com
本巣市といえば「日本五大桜」のひとつに数えられる根尾谷淡墨(うすずみ)ザクラも有名です。樹齢1500年以上のエドヒガンザクラですから、もしかすると織部も愛でたかも?
織部好みの真髄を伝える「古田織部美術館」
古田織部と織部好みを詳しく知りたいときは、京都市北区の古田織部美術館がおすすめ。織部焼と言われると緑釉のイメージが強いですが、それ以外の様々な展示物から「動的、大胆、自由」と評された織部好みの真の魅力を紹介しています。
常設展示に加えて、季節ごとに行われる展覧会も注目です。現在「平成29年 春季展 古田織部と慶長年間のかぶき者」〈会期:平成29年1月21日(土)~ 5月14日(日)>が開催中。初公開の織部好みの刀の地紋などみどころ満載ですよ。
古田織部の研究も精力的に行っていて、古田織部や茶の湯、戦国時代関連の書籍も多数発行・販売されています。
常設展示に加えて、季節ごとに行われる展覧会も注目です。現在「平成29年 春季展 古田織部と慶長年間のかぶき者」〈会期:平成29年1月21日(土)~ 5月14日(日)>が開催中。初公開の織部好みの刀の地紋などみどころ満載ですよ。
古田織部の研究も精力的に行っていて、古田織部や茶の湯、戦国時代関連の書籍も多数発行・販売されています。