映画「サムライマラソン」で注目!幕末から続く安政遠足の歴史とは?
2019年1月17日 更新

映画「サムライマラソン」で注目!幕末から続く安政遠足の歴史とは?

2019年2月に公開される佐藤健さん主演の映画「サムライマラソン」。原作は土橋章宏氏の小説「幕末まらそん侍」ですが、そのテーマとなった「安政遠足(あんせいとおあし)」をご存知でしょうか?日本のマラソン発祥の地として、今も群馬県安中市で続く安政遠足の歴史とともに、映画でのキャストも気になる登場人物についてもご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

日本最古のマラソン!安政遠足とは?

写真提供:ググっとぐんま写真館 (26439)

『安政遠足』は、「えんそく」ではなく「とおあし」と読みます。文武を奨励した安中藩5代藩主・板倉勝明は、藩士たちに心身の鍛錬も必要として歩くことを勧めたのです。これが「遠足」です。

高低差1000m以上のハードなコース

安政2(1855)年5月19日から6月にかけ、総勢96人の藩士がいくつかのグループに分かれて安中城門から碓氷峠の頂上にある熊野権現までの7里余(29.16km)を走破するレースが行われました。これが安政遠足であり、日本のマラソンの始まりと言われています。スタートとゴールの高低差が1,000m以上もあるハードなレースで、ゴール地点では酒肴や茶、力餅が振る舞われたそうです。

審判に任命された神官は、遠足の前日に熊野権現から麓に降りてきて打ち合わせをし、翌日山を登って帰ろうとしたのですが、途中で選手に追いつかれてしまいます。これではまずいと、選手と一緒に走っていったなんてエピソードも残されていますよ。

スタート地点!安中城と武家長屋

当時安政遠足のスタート地点となった安中城は、永禄2(1559)年に築城されました。現在は石碑のみが残され、城門などは市内各地に移築されています。

現在行われている「安政遠足 侍マラソン」のスタート地点は、このそばにある武家長屋付近となります。
当時の郡奉行が使用していた武家屋敷「旧安中藩郡奉行役宅...

当時の郡奉行が使用していた武家屋敷「旧安中藩郡奉行役宅」が復元されています。

ゴール地点は、県境にまたがる熊野神社

熊野神社:碓氷峠の頂上にあるということで、見晴らしも抜群

熊野神社:碓氷峠の頂上にあるということで、見晴らしも抜群

安政遠足のゴール地点・熊野神社は、群馬と長野の県境に位置しています。安中城築城時に勧請され、歴代藩主が篤く信仰しました。境内には樹齢1,000年を超える大ケヤキがあります。

安政遠足を始めた安中藩主・板倉勝明

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