つるし飾り、曲水の宴、流しびな…行ってみたい!全国ご当地ひな祭り
2018年2月23日 更新

つるし飾り、曲水の宴、流しびな…行ってみたい!全国ご当地ひな祭り

ひな祭り(桃の節句)は3月3日ですが、2月下旬から全国各地でその土地ならではのひな祭りが開催されています。ひな祭りや人形に由来する伝統的なものから斬新なものまで、特色のあるひな祭りのイベントをピックアップしてご紹介。個性豊かな祭りの魅力に、ぜひ触れてみてください。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

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今回紹介するご当地ひな祭りはこちら!

■ひな祭りのルーツ:「曲水の宴」
・太宰府天満宮「曲水の宴」(福岡県福岡市)

■ひな人形のルーツ:「流しびな」
・「もちがせ流しびな」(鳥取県鳥取市)
・「江戸流しびな」(東京都墨田区)

■日本三大つるし飾り
・稲取「雛のつるし飾り」(静岡県賀茂郡)
・庄内のつるし雛「傘福」(山形県酒田市)
・柳川雛祭り「さげもん」(福岡県柳川市)

■人間がひな人形になったひな祭り
・中津城「人間ひな飾り」(大分県中津市)
・市比賣神社「ひいなまつり」(京都府京都市)

■とにかくビッグなひな祭り
・「阿波勝浦ビッグひな祭り」(徳島県勝浦郡)
・「かつうらビッグひな祭り」(千葉県勝浦市)

ひな祭りのルーツ:「曲水の宴」

太宰府天満宮「曲水の宴」より

太宰府天満宮「曲水の宴」より

via 写真提供:福岡市
ひな祭りのルーツは古代中国から伝わった「上巳(じょうみ)節」といわれています。上巳は3月上旬の巳の日を指し、この日は季節の変わり目で災いをもたらす=邪気の入りやすい時といわれていました。

江戸時代に入り、上巳の節句が端午の節句(男の子の節句)に、女の子の節句が桃の節句に定められました。災厄は人形に身代わりとなって受けてもらい、女の子の健やかな成長を願う…やがてそれが「ひな祭り」となって、地方にも広がっていったのです。

太宰府天満宮「曲水の宴」(福岡県福岡市)

「曲水の宴」とは、上巳の節句で行われていた禊の神事で、曲水の上流から酒盃を流し、自分の前を過ぎる前に和歌を作り、酒盃をとって酒を飲むという宮中行事のことです。

十二単などの平安装束に身をつつみ、当時の様子を再現した「曲水の宴」。各地で開催される中、太宰府天満宮の「曲水の宴」は、新暦のひな祭りに近い3月第1日曜日に開催され、ちょうど境内の梅も見頃なことから、毎年多くの人で賑わっています。今年の開催は3月4日(日)ですので、ぜひチェックしてみてください。
写真提供:福岡市 (14854)

参道や境内で平安装束の行列を間近に見ることができる貴重な機会です。
via 写真提供:福岡市
「曲水の宴」
開催日:2018年3月4日(日)
開催場所:太宰府天満宮

ひな人形のルーツ:「流しびな」

「もちがせ流しびな」(鳥取県鳥取市)より

「もちがせ流しびな」(鳥取県鳥取市)より

ひな人形のルーツは人の厄を移す人形(ひとがた)にあり、水に流してけがれを祓うものでした。その名残といわれるのが「流しびな」です。また、子供の魔除けとして布などで作った人形を用いることもありました。
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