【伊達政宗が考案した豪華な正月膳とは】お正月に食べたい!おせち料理の由来と縁起物の意味
2017年12月29日 更新

【伊達政宗が考案した豪華な正月膳とは】お正月に食べたい!おせち料理の由来と縁起物の意味

お正月といえばおせち料理。今まさに準備している方もいらっしゃるのではないでしょうか。元は神様に供える食べ物で、ひとつひとつに意味や願いが込められています。今回はおせち料理の由来とその意味、さらに食通で知られる伊達政宗が考案した、豪華な正月膳をご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

おせち料理の由来

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正月に欠かせない「おせち」とは、「御節供(おせちく)」が略されたもので、節日に神に供える食べ物のことです。

節日とは陰暦の正月7日(人日)、3月3日(上巳)、5月5日(端午)、7月7日(七夕)、9月9日(重陽)の五節句のことで、これらの日には神に神饌を供え、家族でいただく直会(じきえ)が行われました。

この直会に出される料理こそ「おせち」ということになるのですが、現在では正月に出されるものだけをさすようになります。
三方にのせた鏡餅

三方にのせた鏡餅

餅は、昔から神様に捧げる神聖な食べものとして考えられ、祝いごとや祭りの日には欠かせませんでした。正月に年神様に供える餅が鏡餅で、1月11日の鏡開きまで、床の間や各部屋に飾ります。
正月料理を「おせち」と呼ぶようになったのは明治以降とされ、江戸時代には「食積(くいづみ)」と呼ばれていました。

この「食積」にも、年神に供える神饌という意味があり、三方の上に米や餅、昆布、ホンダワラ、橙、金柑、栗、串柿、伊勢海老、鯛、打ち鮑、干し数の子、ごまめ(田作り)、黒豆、梅干し、大根といったものが出されたそうです。

出陣の際にも食べられていた縁起物

栗きんとん

栗きんとん

山の幸の代表格である栗は「勝ち栗」といわれ、縁起が良いものとして尊ばれてきました。栗きんとんは黄金に輝く財宝にたとえられ、豊かな1年を願う料理です。
現代のおせち料理は、ひとつひとつに意味や願いが込められていることをご存知の方も多いと思います。その中のいくつかは、室町時代からある武士の儀式「三献の儀(さんこんのぎ)」にも用いられていました。

「三献の儀」とは、武士が出陣や帰陣した際、打ち鮑(あわび)、勝ち栗、昆布の3品を肴に酒の飲む儀式のことです。

打ち鮑は、剥いて干した身を打ち伸ばしたもので、敵を討ちのばすの意味が含まれています。勝ち栗は当然、勝つという意味で、昆布は喜ぶという意味です。これを打ち鮑、勝ち栗、昆布の順に食べれば「敵に打ち、勝ち、喜ぶ」ということになります。

また、戦いに勝利をあげて凱旋した際に行う場合は、勝ち栗、打ち鮑、昆布の順となり、「敵に勝ち、うち(家)、喜ぶ」という意味になります。…順番を間違えたら、えらいことになりますね。
昆布巻

昆布巻

「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている縁起物である昆布。
現在のおせちにも、勝ち栗は栗きんとんとして、昆布は煮しめの結び昆布や昆布巻きとして登場しています。打ち鮑は見られなくなってしまいましたが、おせちに鮑料理も入っていることもありますよね。
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おせちに鮑料理が入っていたら、ぜひ、鮑、栗、昆布の順番で食べてみてください!

ちなみに「伊達巻」の由来は?

伊達巻

伊達巻

巻物の形に似ていることから、学問成就の縁起物ともされています。
おせちに欠かせない伊達巻。白身魚やエビのすり身に卵とだし汁を加えて、砂糖やみりんで調理し、熱いうちに巻き簾で巻いて棒状にしたもので、「の巻」や「トラ巻」ともいわれています。

そんな伊達巻ですが、歴史好きなら気になる伊達政宗との関係。
一説には政宗が好んで食べた厚焼き玉子料理が「伊達巻」に関係しているといわれています。

政宗は、ヒラメの肉に卵を混ぜて焼いた「平玉子焼」という厚焼きを好んで食していたそうです。
それが、いつしか「伊達焼」と呼ばれるようになり、巻いたものを「伊達巻」と呼ぶようになったと伝えられていますが、残念ながら定かではないようです。

ちなみに、卵の寿司具材などを作る会社「せんにち」では、政宗の旧暦の命日である5月24日を「伊達巻の日」として制定しているそうです。

また、江戸時代に長崎に伝来した料理「カスティラかまぼこ」が、伊達者たちが着ていた丹前(どてら)に似ていたことから「伊達巻」と呼ばれるようになったという説もあります。伊達とはもちろん、洒落(しゃれ)という意味です。

どちらにしても、おしゃれな人が食していたもの…ということでしょうか。

伊達家の正月膳とは

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