【スイーツの歴史】出雲が発祥!?ぜんざいの始まりとお汁粉との違い
2018年1月4日 更新

【スイーツの歴史】出雲が発祥!?ぜんざいの始まりとお汁粉との違い

正月はもちろん、冬になると食べたくなるぜんざい。その発祥は意外にも?出雲にあるそうです。また、地域によってお汁粉といわれたり、まったく違うぜんざいがあったり…。みんなが気になるスイーツの歴史より、今回はぜんざいの始まりと、お汁粉との違いをご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

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「ぜんざい」の語源は「神在餅」?

ぜんざいの発祥は、出雲ぜんざい学会(旧 日本ぜんざい学会)によると、出雲地方の「神在(じんざい)餅」が由来とされています。
出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まり、「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われています。そのお祭りの際に振る舞われたのが「神在餅」です。その「じんざい」が、出雲弁で訛って「ずんざい」、さらに「ぜんざい」となって、京都に伝わったといわれています。
出雲大社の神在祭

出雲大社の神在祭

現在も出雲大社では旧暦の10月11日、15日、17日に合わせて、神在祭が行われています。
ぜんざいが神在餅からきているという説は、江戸時代の朱子学者・林羅山が著した「梅村載筆」や、「祇園物語」「雲陽誌」にも記されており、有力とされています。

現在、出雲大社の近くには「日本ぜんざい学会壱号店」があり、出雲ぜんざいや抹茶ぜんざい、夏季限定の冷製ぜんざいなどがいただけます。
日本ぜんざい学会壱号店

日本ぜんざい学会壱号店

営業時間:午前10時〜午後5時
不定休
出雲ぜんざい 500縁(円)

出雲ぜんざい 500縁(円)

紅白のお餅がおめでたい!
ちなみに、2017年11月に開催された「B-1グランプリ西日本大会」では、この出雲ぜんざいが準優勝を獲得しています。
出雲大社周辺はもちろん、出雲市中心地や松江市にも、出雲ぜんざいが食べられるお店があります。「出雲ぜんざい学会」のホームページに掲載されていますので、出雲大社へお参りの際は、ぜひチェックしてみてください。
神在餅出雲ぜんざい 540円

神在餅出雲ぜんざい 540円

また、すぐに食べてみたいという方は、お茶の専門店「原寿園」では「神在餅出雲ぜんざい」の通販もあります。ぜひお試しを!

「ぜんざい」の名付け親は一休さん?

一休宗純

一休宗純

実はぜんざいにはもうひとつ、由来があります。
室町時代の禅僧、一休宗純が餅入りの小豆汁を食べた時、あまりの美味しさに「善哉(よきかな)」と叫んだことから名前がついたという説です。「善哉」とは、仏さまが弟子を褒める時に使う言葉なんだとか。
どちらにしても、神や仏に由来する、ありがたい食べ物ということになりますね。
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