【有楽町は有楽斎から!?】東京の地名の由来とゆかりの地・山手線編
2018年1月24日 更新

【有楽町は有楽斎から!?】東京の地名の由来とゆかりの地・山手線編

地名にはそれぞれ由来がありますが、徳川幕府が置かれてから急速に発展した東京は、日本の歴史上、新しく生まれた地名が多く、由来が解明しやすいのが特徴です。今回は、東京23区民の足ともいえる山手線の駅名にちなんだ由来とゆかりの地をご紹介します。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

今回ご紹介する東京の地名はこちら!

今回は山手線編。有楽町から内回りでご案内します。

・有楽町:織田有楽斎は江戸に住んでない?
・秋葉原:鎮火の神様を祀った場所が電気街に
・日暮里:「新堀」から「日暮らしの里」へ
・高田馬場:高田のババとは?
・代々木:“代々”育った“木”だから代々木?

有楽町:織田有楽斎は江戸に住んでない?

JR有楽町駅

JR有楽町駅

駅前には「南町奉行所跡」もあります。
銀座と並び、東京の歓楽街である「有楽町」。江戸時代には大名屋敷が立ち並んでいました。
有楽町という名前は、織田信長の弟・織田有楽斎に由来するといわれています。

千代田区の見解によると、有楽斎が関ヶ原合戦の後、数寄屋橋御門の周辺に屋敷を拝領し、その屋敷跡が「有楽原(うらくはら)」と呼ばれていたことから、のちに有楽町と名付けられたとされています。
織田有楽斎(長益)

織田有楽斎(長益)

織田信長の13歳下の弟。千利休に学び、利休十哲のひとりにも数えられています。
しかし実際は、有楽斎は生涯のほとんどを上方で過ごしており、江戸に屋敷を拝領したという記録も、そもそも江戸に来たという記録も見当たらないのです。

とはいうものの、現在の有楽町を見ると、茶人としても名をはせた有楽斎の華やかな印象が重なって、そう思えなくもない気がしてしまいます。

また、江戸時代の初め、この辺りまで海が入り込んでいたことから、水辺の地名の「浦原」「浦ヶ原」から転じたのでは?という説もあります。

秋葉原:鎮火の神様を祀った場所が電気街に

JR秋葉原駅

JR秋葉原駅

世界に知られる「電気街」も江戸時代は火事が多かったとか…。
電気街やサブカルチャーの聖地として知られる「秋葉原」。この名前になったのは割と最近なんです。

江戸時代、この地域は薪炭や材木を扱う店が多く、何度も大火事の火元になっていました。
明治2年(1869)の大火事の時、東京府はここを防火用の空き地として、鎮火のために神社を設置します。この神社が秋葉大権現を祀っていたことから、「秋葉の原」と呼ばれるようになりました。
現在の秋葉神社(東京都台東区)

現在の秋葉神社(東京都台東区)

今は台東区松が谷3丁目に移転しています。
かつて秋葉神社は駅の北側、現在ではヨドバシAkibaと秋葉原ダイビルの中間にある広場にありました。明治23年(1890)に鉄道が敷かれることになり、移転となったのです。

「あきはばら」と呼ばれるようになったのはその頃からとされ、それまでは「あきばはら」「あきばっぱら」と呼ばれていたとか。まさに「アキバ」だったんですね。

それにしても鎮火の神様を祀った場所が、世界に知られる電気街になるとは、不思議なものです。

日暮里:「新堀」から「日暮らしの里」へ

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