御朱印で巡る武将ゆかりの地~上杉謙信・景勝編~
2017年12月11日 更新

御朱印で巡る武将ゆかりの地~上杉謙信・景勝編~

御朱印で巡るゆかりの地、今回は上杉家ゆかりの御朱印をご紹介します。上杉家といえば上杉謙信の本拠地・春日山。そして上杉景勝の時代に移封となった米沢です。どちらも上杉家らしい、威厳と厳格が感じられる素敵な寺社が特徴的です。

みのうち社みのうち社

謙信の本拠地・越後編

上杉謙信像

上杉謙信像

上杉神社蔵
謙信が本拠地とした越後国。謙信が家督を相続した越後長尾家は越後守護代としてこの地を統治していました。
関東管領・山内憲政が関東の覇権争いに敗れ越後に逃れると、謙信はこれを保護し、関東に出兵。
永禄4年(1561)には鎌倉の鶴岡八幡宮に至り、憲政から関東管領職を譲渡されます。
この時より謙信は長尾から上杉を名乗るようになるのです。

新潟県上越市には謙信が本拠地とした春日山を中心に、謙信ゆかりの寺社が残っています。

春日山神社

春日山神社本殿

春日山神社本殿

via 写真提供:みのうち社
上杉家の本拠地・春日山城に位置する神社。ご祭神は上杉謙信公です。山形県米沢市の上杉神社より分霊されました。
明治時代、童話作家・小川未明の父・小川澄晴が創建。小川澄晴氏は修験者で上杉謙信がとにかく好きだったのだそうです。
春日山駅からは徒歩で行くとかなりの距離があるので、路線バス、または自家用車でいくとよいでしょう。春日山城もかなりの規模があるので、お城全体を回るつもりなら体力は温存コースで!

8月下旬の謙信公祭では春日山神社前にて「武禘式(ぶていしき)」が行われます。
武禘式は謙信が合戦前に行った儀式。ぜひ一度ご覧あれ!
隣接する春日山神社記念館には謙信公にまつわる遺品も展示されているので忘れずに訪れましょう。
上杉謙信公像

上杉謙信公像

上杉神社の駐車場にある上杉謙信公像です。城下を見下ろす姿がカッコいい!
NHK大河ドラマ『天と地と』に合わせて建立されたそうで、このとき上杉謙信を演じた石坂浩二氏をモデルにしているのだとか。
via 写真提供:みのうち社
春日山神社の御朱印

春日山神社の御朱印

THE達筆。「春日山」の文字がまるで剣のように見えます。謙信公のようにまっすぐ伸びた文字が印象的ですね。「祭神上杉謙信公」の印にも注目です。
via 写真提供:みのうち社
春日山神社の裏手は春日山城になっています。整備されていますが、そこそこ大きめの山城なので、歩きやすい靴と動きやすい服装でいきましょう。
春日山城の本丸

春日山城の本丸

via 写真提供:みのうち社
春日山城本丸からの景色

春日山城本丸からの景色

via 写真提供:みのうち社

春日神社

春日神社本殿

春日神社本殿

via 写真提供:みのうち社
春日山神社と混同しがちな春日神社。春日山のふもとにあります。

春日山の名前の由来となった神社であり、起源は平安時代までさかのぼります。
越後国府内全域鎮護の神として、奈良の春日大社から分霊されました。元は春日山の山頂にあったそうです。春日山城築城の際に、城の鬼門(北東)を守護するため現在の位置に遷座しました。
春日神社には藤原氏の祖神、天児屋根神(あめのこやねのみこと)、武甕槌神(たけみかづちのおのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)と、比売神(ひめがみ)が祀られています。
長尾氏の謙信は藤原氏の流れを汲む山内上杉氏から家督を相続したので、名実ともに春日明神の加護を受けるようになったのです。

春日山神社からは徒歩で20分程度の距離ですが、こちらも車がおススメ。駐車場もあります。
春日神社 参道

春日神社 参道

急こう配の参道を登ります。まっすぐ伸びる杉並木がよい雰囲気です。
via 写真提供:みのうち社
60 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

みのうち社

みのうち社

歴史好きなイラストレーター&ライター、デザイナー、編集者の3人組。 武将の城や偉人の史跡、神社仏閣、美術など、身近にあるものでも最大限に楽しめる「歴史エコ」な情報を発信していきたいと思います。 今後は、各種イベントや本の企画など、歴史にまつわる仕事をしていく予定です。よろしくお願いします! 公式

関連する記事 こんな記事も人気です♪

御朱印で巡る武将ゆかりの地~豊臣秀吉編~

御朱印で巡る武将ゆかりの地~豊臣秀吉編~

御朱印で巡るゆかりの地、今回は豊臣秀吉ゆかりの寺社の御朱印をご紹介します。秀吉は天文6年(1537)2月6日、尾張国の中村(現在の名古屋市中村区)に生まれたといわれています。下層民から天下人へと登りつめた秀吉だけに、出世にもご利益あり!な、ゆかりの地を御朱印で追っていきましょう。
大河ドラマで注目度アップ!山形に残る直江兼続の足跡

大河ドラマで注目度アップ!山形に残る直江兼続の足跡

2009年のNHK大河ドラマ『天地人』では主人公として妻夫木聡さんが演じ話題になり、2016年の『真田丸』ですっかり人気が定着した直江兼続。上杉家の家老として活躍した兼続ゆかりの地をご紹介します。
約150年ぶりに公開!羽黒山五重塔と聖地・出羽三山の歴史

約150年ぶりに公開!羽黒山五重塔と聖地・出羽三山の歴史

平将門が創建、最上義光によって再建されたといわれる山形県鶴岡市の羽黒山五重塔。「秘中の秘」とされた内部が約150年ぶりに公開中です。羽黒山を含む出羽三山は古くから修験道が盛んで、伊勢神宮と並ぶパワースポットともいわれています。今回は羽黒山五重塔とともに、夏の旅行にもおすすめの出羽三山をご紹介します。
やっぱり猫が好き!?武将ゆかりの猫寺&猫神社

やっぱり猫が好き!?武将ゆかりの猫寺&猫神社

食物や養蚕業をネズミから守るため、古くから猫と共存してきた日本。全国には猫稲荷や猫仏、猫地蔵などが多くあり、その中には武将にまつわるものもあるんです。猫好きはもちろん、歴史ファンなら訪れたい、武将にゆかりのある猫寺&猫神社をご紹介します。
あの戦国武将たちも愛した!ゆかりの隠し湯で伝説と史跡を巡りたい

あの戦国武将たちも愛した!ゆかりの隠し湯で伝説と史跡を巡りたい

かつて武士たちは戦いに明け暮れる日々を過ごしていました。合戦といえば怪我がつきもの。そんな武士たちの傷を癒やすために各国の領主たちが使わせたのが「隠し湯」といわれる温泉です。そんな隠し湯と周辺のゆかりの地をご案内いたします。
戦国最弱?だけど愛された武将・小田氏治の華麗なる戦績

戦国最弱?だけど愛された武将・小田氏治の華麗なる戦績

現在の茨城県にあたる常陸国の戦国武将・小田氏治。記録にあるだけでも20回近く戦に敗北するという最弱?ぶりながら、家臣や領民に慕われ、さらに上杉謙信や佐竹義重など自分を敗った武将より長生きしました。そんな氏治こと天庵が大好きな歴史ナビゲーター・歴史作家の長谷川ヨシテルさんが彼の華麗なる戦績を語ります!
三成や政宗とのやり取りも!ゆかりの人物から紐解く特別展「直江兼続」

三成や政宗とのやり取りも!ゆかりの人物から紐解く特別展「直江兼続」

直江兼続公400回忌に当たる2018年。これを機に改めて兼続の業績に着目した特別展「直江兼続」が山形県の米沢市上杉博物館で開催中です。大河ドラマ『天地人』で注目を集めた兼続と、彼が関わった石田三成や伊達政宗、本多父子といった人々のゆかりの品が多数展示された本展をレポートします。
2018年は400回忌!特別展「直江兼続」が米沢市上杉博物館で開催

2018年は400回忌!特別展「直江兼続」が米沢市上杉博物館で開催

大河ドラマ『天地人』でおなじみ、米沢藩の初代藩主・上杉景勝に仕えた直江兼続。400回忌にあたる2018年、米沢上杉博物館にて特別展「直江兼続ー兼続と新時代を切り開いた人たちー」が4月21日(土)より開催されます。兼続と武将との関わりに着目し、兼続の功績を見直した、戦国ファン必見の特別展の内容をご紹介します。
御朱印で巡るゆかりの地~カッコいい御朱印編~

御朱印で巡るゆかりの地~カッコいい御朱印編~

御朱印で巡るゆかりの地、今回はカッコいい御朱印をご紹介します。髑髏(どくろ)や龍などカッコいいモチーフは、見た目だけでなくきちんと由来があるのも特徴です。なんとなくオタク心もくすぐられる、粋な御朱印をご紹介します。
山形の発展に力を尽くした戦国武将・最上義光ゆかりの地

山形の発展に力を尽くした戦国武将・最上義光ゆかりの地

初代山形藩主の最上義光(もがみよしあき)。伊達政宗の伯父として小説やドラマ、映画などで目にする機会が多いと思いますが、山形繁栄の礎となったその生涯をご存知ない方もいらっしゃるのはないでしょうか?今回は最上義光の生涯と山形に残る義光ゆかりの地をご紹介いたします。