第10回:エピソード満載!早稲田大学創設者・大隈重信ゆかりの地【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち】
2018年3月30日 更新

第10回:エピソード満載!早稲田大学創設者・大隈重信ゆかりの地【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち】

歴史タレント・小栗さくらが、幕末維新ゆかりの場所を旅する連載。第10回は大隈重信ゆかりの地です。早稲田大学創設者であり、総理大臣に二度も就任している大隈は、日本で初めて始球式を行うなど、エピソードの宝庫でもあります。青年時代から新政府の中枢に入るまでの、とくに興味深いエピソードとゆかりの地をご紹介します。

小栗さくら小栗さくら

当時の大隈邸の台所

当時の大隈邸の台所

当時、神楽坂までしか来ていなかったガスを早稲田まで引かせて邸内をガス化し、ガスレンジとガスかまどが置かれた台所。天井にはガラス窓があり、明るく衛生的な台所は、当時の模範とされました。
大隈は台所にたびたび顔を出したそうで、故郷の「佐賀煮しめ」が出たときは「うまかった」と伝えに来たといいます。

エピソードが豊富な大隈重信

晩年の大隈重信

晩年の大隈重信

多趣味だった大隈ですが、晩年もっとも好んだのは「客が訪れること」だったそうです。早稲田邸には20~70人ほどの客が毎日のように訪れ、雨の日など人数が少ないと「今日は入りが少ない」と淋しがっていたのだとか。
薩長閥外からの初めての総理大臣であり、外交や財政、教育とさまざまな面で活躍した大隈重信。その長い政治家人生はここではとても語り尽くせません!

福澤諭吉との交流や、敵対していた原敬との最期の交流など感動するお話も多いですよ。そして大隈が生まれた佐賀や、力をかけて創設した早稲田大学に足を運んでみてくださいね。
34 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

小栗さくら

小栗さくら

中学生時代に司馬遼太郎氏の『燃えよ剣』を読んで以来、歴史に興味を持つ。 駒澤大学歴史学科卒業と同時に博物館学芸員資格を取得。 現在『歴史タレント』として、TVやCMに出演。また、イベント司会、講演会、コラム執筆と幅広く活躍中。 諏訪市公認キャラクター・諏訪姫の声優も務めている。 タレント活動と並行し「さくらゆき」というアーティスト名で歴史をテーマにした楽曲の発信、ライブ等を行っている『歴史系アーティスト』でもある。 公式

関連する記事 こんな記事も人気です♪

幕末維新に活躍した肥前佐賀藩の先人「佐賀の七賢人」まとめ

幕末維新に活躍した肥前佐賀藩の先人「佐賀の七賢人」まとめ

幕末から明治にかけて、数多くの人材を輩出した肥前佐賀藩。その中でも中心的な役割を果たした7人を「佐賀の七賢人」と呼びます。幕末の佐賀藩主・鍋島直正や、早稲田大学創設者の大隈重信などの有名人から知られざる?人物まで、七賢人をまとめてご紹介。3月17日(土)から始まる「肥前さが幕末維新博覧会」の予習にどうぞ!
警察博物館“大警視コーナー”は必見!日本警察の父・川路利良ゆかりの品とその軌跡【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち】第15回

警察博物館“大警視コーナー”は必見!日本警察の父・川路利良ゆかりの品とその軌跡【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち】第15回

歴史タレント・小栗さくらが、幕末維新ゆかりの場所を旅する連載。第15回は、現在の警視総監にあたる初代大警視・川路利良ゆかりの地。川路ゆかりの品が多く展示されている東京の警察博物館を中心に、出生地・鹿児島にある銅像まで、その生涯を辿ります。
戊辰戦争150周年の今こそ見るべき!国立公文書館『戊辰戦争―菊と葵の500日―』展

戊辰戦争150周年の今こそ見るべき!国立公文書館『戊辰戦争―菊と葵の500日―』展

明治維新、そして戊辰戦争から150年の今年、全国各地で関連イベントが開催されています。2018年5月26日~6月30日まで東京・国立公文書館では「戊辰戦争―菊と葵の500日―」と題した企画展が開催中。日本各地で行われた戦闘の記録や、参加した人物にまつわる資料から、戊辰戦争の実像に迫ります。同館ならではの豊富な所蔵品は必見!その展示内容をレポートします。
佐賀発祥の『葉隠』を体感しながら学ぶ!肥前さが幕末維新博「葉隠みらい館」

佐賀発祥の『葉隠』を体感しながら学ぶ!肥前さが幕末維新博「葉隠みらい館」

江戸時代の武士の心得がまとめられた『葉隠(はがくれ)』。伝え継がれて300年、今も多くの著名人に影響を与えています。その『葉隠』の魅力を体感しながら学べるのが、佐賀県で開催中「肥前さが幕末維新博覧会」のテーマ館である「葉隠みらい館」です。今あなたに必要な葉隠の名言を探し、今をより良く生きる“意志”を発見してみませんか?
激動の時代を生きた「最後の浮世絵師」月岡芳年の画業を辿る

激動の時代を生きた「最後の浮世絵師」月岡芳年の画業を辿る

まるで現在の漫画のような躍動感のある月岡芳年の浮世絵。歴史好きなら一度は見たことのあるのでは?幕末に生まれ明治にかけて活躍した芳年の展覧会「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が8月5日(日)より練馬区立美術館で開催されます。最後の浮世絵師と呼ぶにふさわしい画業を堪能できる貴重な機会です。
2018年は明治維新150年!夏に開催のおすすめ企画展5選

2018年は明治維新150年!夏に開催のおすすめ企画展5選

明治維新150年にあたる今年。高知や山口などの主要箇所もちろん、全国各地で企画展が開催されています。普段の歴史旅や夏休みにプラスしたい企画展の内容をご紹介します。
【菊次郎・菊草・寅太郎】西郷隆盛の子供たちはどんな人生を送った?

【菊次郎・菊草・寅太郎】西郷隆盛の子供たちはどんな人生を送った?

西郷隆盛には2番目の妻・愛加那(あいかな)との間に2人、3番目の妻・糸子との間に3人の子供がいました。早くに父と死に別れた彼らは、どんな人生を歩んだのでしょうか。父譲りの才能を発揮した者、不幸な結婚生活をした者…そんな様々な人生模様を、墓所やゆかりの地とともにご紹介します。
全国から新選組ファンが大集結!「ひの新選組まつり」レポート

全国から新選組ファンが大集結!「ひの新選組まつり」レポート

新選組副長・土方歳三が生まれた地であり、局長・近藤勇や沖田総司らが腕を磨いた天然理心流の道場があった東京・日野。彼らの故郷といえるこの地で、今年も「ひの新選組まつり」が5月12日(土)と13日(日)に開催されました。ファンなら参加せずにはいられない!メインとなる13日(日)の模様をお届けします。
西郷隆盛像の場所も戦場だった!上野戦争に散った彰義隊の墓

西郷隆盛像の場所も戦場だった!上野戦争に散った彰義隊の墓

いまや上野のシンボルともいえる西郷隆盛像。その近くに墓があるのをご存知でしょうか?鳥羽・伏見の戦いから始まった戊辰戦争のひとつ「上野戦争」は、1日で上野が焼け野原になるほど激しいものでした。この地にて壮絶に散ったのが彰義隊です。新選組隊士だった原田左之助も所属していた、彼らの墓をご紹介します。
第14回:大久保利通が暗殺された「紀尾井坂の変」【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち】

第14回:大久保利通が暗殺された「紀尾井坂の変」【小栗さくらがゆく!幕末維新のみち】

歴史タレント・小栗さくらが、幕末維新ゆかりの場所を旅する連載。第14回は、大久保利通が暗殺された「紀尾井坂の変」ゆかりの地。明治11年(1878)5月14日、現在の東京都千代田区紀尾井町清水谷で不平士族によって暗殺された大久保。今回は、大久保が自宅から暗殺場所まで馬車で通ったルートを当時の古地図とともにたどります。