第3回:新選組・近藤勇の好物!たまごふわふわ【 歴ドル・美甘子の歴っしゅ!キッチン 】
2017年9月5日 更新

第3回:新選組・近藤勇の好物!たまごふわふわ【 歴ドル・美甘子の歴っしゅ!キッチン 】

歴ドル・美甘子が歴史上の人物ゆかりのグルメを作る「歴っしゅ!キッチン」第3回は、江戸時代の名物料理・たまごふわふわ。将軍家の饗応料理の献立の一品でもあり、当時は武士や豪商が食したセレブ料理でした。あの新選組局長・近藤勇も愛したというたまごふわふわとはどんな料理なのでしょうか?

美甘子(歴ドル)美甘子(歴ドル)

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たまごふわふわとは?

歴っしゅ!『たまごふわふわ』…、なんて可愛らしくて不思議な名前なんでしょう。
名前だけ聞くと、行列ができる人気店のスイーツのような、女の子が好きそうなイメージですよね。けれど江戸時代、この『たまごふわふわ』をとても愛した人物がいました。その人物はなんと新選組局長、近藤勇。
近藤勇

近藤勇

via 国立国会図書館蔵
無骨で男らしいイメージの局長が『たまごふわふわ』を溺愛していたなんて、なんとも微笑ましいですよね。
もともと、『たまごふわふわ』は静岡県袋井市のご当地グルメとして有名。江戸時代、旧東海道の宿場である袋井宿は東海道五十三次の宿場の中間地点。江戸から数えても京から数えても27番目の場所なので、休憩するにはもってこいの場所だったのかもしれません。
歌川広重『東海道五十三次・袋井』

歌川広重『東海道五十三次・袋井』

文化10年(1831年)の文献、『仙台下向日記』には大阪の豪商が休憩に袋井宿の本陣に泊まった際に『たまごふわふわ』が御膳で出されたと記されています。また、弥次さん喜多さんでおなじみの『東海道中膝栗毛』にも、将軍徳川家へのおもてなし料理として紹介されています。

今では毎日の食卓に欠かせない卵ですが、当時は超高級品。なんと当時ゆで卵1個の値段が20文。現在の価値に換算すると、約500円もしたそうです。肉食も基本的には禁止されていた時代。栄養バランスが完璧に近い卵は滋養強壮に良いとされ、病気の時など特別な時にしか食べられませんでした。
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もしかしたら近藤勇も、袋井宿に立ち寄った際に、高級料理の『たまごふわふわ』を口にして、卵への憧れと頬張った時の幸福感に包まれて、とりこになったのかもしれません。滅多に食べられない高級品ですものね。

今回の歴っしゅ!キッチンでは『たまごふわふわ』を再現してみました。
作り方はとっても簡単。ぜひご家庭でも試してみてくださいね!

材料はこちら

材料(約2人分)

材料(約2人分)

・だし汁(※和風顆粒だし小さじ1を400ccの水で溶いたもの)
・たまご 2個
・塩 小さじ1/2
・薄口醤油 大さじ1/2
・コショウ 少々
・みりん 少々
via 袋井市観光協会ブログ参照
だし汁を温め、塩・薄口醤油・コショウを加えて、冷ましておきます。
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分量はきちんと計量して、ボウルに入れていきましょう。今回は一般的な粉末の和風だしを使いましたが、このおだしの味も色々こだわってみてもいいかもしれません!
だし汁のうち、まずは180ccを土鍋に移し入れ、火にかけます。
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美甘子(歴ドル)

美甘子(歴ドル)

愛媛県今治市国宝とロマンの島、大三島出身。高知県観光特使。 坂本龍馬など、歴史上の人物をこよなく愛する歴史アイドル(歴ドル)界の第一人者。合言葉は「歴っしゅ!」 著書「歴女 私の愛する戦国武将」(ビジネス社)、「戦国武将とお姫様の残酷物語」(光文社)、「龍馬はなぜあんなにモテたのか」(ベストブック) HP: mikako.chu.jp / Twitter: https://twitter.com/rekish_mikako 公式

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