【没後150年イベント開催中!】高杉晋作ゆかりの地、山口県下関市を巡る
2017年4月14日 更新

【没後150年イベント開催中!】高杉晋作ゆかりの地、山口県下関市を巡る

慶応3年4月14日(1867年5月17日)は高杉晋作の命日。今年で没後150年を迎えます。昨年から各地で関連イベントなどが行われてきましたが、今回は今からでも見られるイベントの紹介と、晋作ゆかりの地についてご紹介します。幕末の長州藩の巨人・高杉晋作の生涯に迫りましょう。

ユカリノ編集部ユカリノ編集部

今回ご紹介する高杉晋作ゆかりの地はこちら

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・150周年イベント開催中!下関市立歴史博物館・東行記念館
・晋作の墓所がある菖蒲の名所・東行庵
・必見の晋作挙兵の像がある功山寺
・奇兵隊の調練場跡地・櫻山神社
・最期を迎えた高杉終焉の地/療養の地

波乱万丈!わずか29年間の生涯

中央が高杉晋作

中央が高杉晋作

奇兵隊創設もわずか3ヶ月で総監は罷免されている
天保10(1839)年、萩の長州藩士の家に生まれた晋作は、吉田松陰の松下村塾に入り、そこで「松下村塾四天王」と称されます(他は久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一)。その後は尊王攘夷運動に身を投じ、過激派の先鋒として外国公使の暗殺を企てたり英国公使館焼き討ちに関わったりしました。そのためいったんは隠遁しますが、長州藩が下関戦争でアメリカ・フランスに敗れると奇兵隊を創設し、身分を問わない志願兵の集まりを結成します。
その後、何度も脱藩・投獄・謹慎を繰り返しますが、長州藩がイギリス・フランス・アメリカ・オランダによって下関砲台を占拠されると、和議の交渉役として抜擢され存在感を示しました。

また、長州藩内が恭順と反対に分かれて揉める中、わずかな兵を率いて挙兵(功山寺挙兵)し、藩の実権を握るまでに至ります。慶応2(1866)年の薩長盟約が結ばれた際にも、影で活躍したのは晋作でした。
第2次長州征伐でも海軍総督として活躍しますが、これからという時に肺結核を病み、翌年の慶応3(1867)年、大政奉還を見ずに亡くなりました。享年29。

没後150周年イベント開催中!下関市立歴史博物館・東行記念館

「高杉晋作没後150年記念企画展 焦心録」

「高杉晋作没後150年記念企画展 焦心録」

わずか29年間に、日本史に名を刻んだ晋作ゆかりの地は、現在の下関市に数多く残っています。

下関市立歴史博物館と下関市立東行記念館では、高杉晋作没後150年の企画展が開催されています。まず下関市立歴史博物館では、「高杉晋作没後150年記念企画展 焦心録-晋作が翔けた下関」(平成29年4月1日~平成29年5月28日)が開催。
晋作や幕末の下関に関する史料が展示されている中、4月16日まで展示されている「高杉晋作詩書扇面」は特にレアものです。晋作から坂本龍馬に贈ったものなんですよ。
晋作が坂本龍馬に贈った扇は必見(期間限定)

晋作が坂本龍馬に贈った扇は必見(期間限定)

また、下関市立東行記念館では「高杉晋作没後150年記念企画展 焦心録-時代を映し出す晋作の言葉」(平成29年3月28日~平成29年6月25日)が開催されています。晋作を中心に、友人や家族などの手紙や詩歌に残された言葉から、晋作が生きた時代を偲びます。ちなみに、東行とは晋作が名乗った号です。
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